路地恋花(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 938
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063107722

感想・レビュー・書評

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    麻生みことは何でも好きです。
    一番誰にでもオススメなのは「そこをなんとか」ですが、こっちもやっぱり大好き。
    タイトル通り恋愛絡みの話が多いですが、なんというか、「恋」より「愛」の伝わる話ばかり。
    登場人物が多くて、短いエピソードがいくつも入っている短編集的な構成だから、一つずつの話はあっさりしてるんだけど、でもどれもじんわり来る。
    路地に住んでる職人のキャラと、人との関わり方、ものづくりをしていく姿勢とか色々、いいなぁってじわじわ込みあげるものがあります。

    今回の3巻で一番好きなのは、やっぱり最後の「ふきこ路地」かな。

  • 京都の路地にある様々な職人たちの恋話を描いた路地恋花の三巻目です。

    一話ごとに主役が異なるこの作品。今巻では靴屋さんの話と大家さんの話が特に素敵でした。

    靴屋の話だけでなく全体に言えることですが、この作者は人が恋に落ちて行く段階の心情描写がとても上手いです。少しずつ相手のことが気になり、気付くと恋に落ちている・・・。
    そんなあたりまえのことですが、なかなか繊細な気持ちですので書くのが難しい。それをやっのけるのはすごい。

    大家さんの話は路地恋花という作品の締めに持ってきてもいいくらいの出来でした。大家さんの過去の話でこの路地ができた理由が書かれています。

  • じんわり。心に染みます。

  • 台風ホテル篭城暇潰しに衝動買いして3巻一気読み。恋バナやけど深刻でなく京都好きだんなさんもさらりと読めたくらい。京友禅の解説がきっちりしてたから他の工芸品の取材もきっちりしてはんにゃろなと思う。空堀にも町屋やら路地があるからこんな職人さんたち集まって来てくれはらへんやろうか。などと書いてみて京ことばを文字に起こす面倒臭さを知る。

  • 上手くいくハッピーエンドの恋ばかりではないけどキュンキュンしてよかった。
    靴屋さんと大家さんの話が好き。

  • 少女漫画っぽいけど、おじさん世代にもおすすめできる漫画。

  • なんか惰性。
    長町の誕生秘話が出てきたけど、なんかなー。

  • 製本屋さんの話
    胸に詰まる。好きな仕事を、それだけで食べていける人は少ない。同時に、食べていけたとしても、続けられるかはまた違う。
    それでも、仕事をする。その覚悟は、どこかに表出していくのだ。きっと。

    靴屋さんの話
    家族がテーマ。この関係は、とても好み。

    大家さんの話
    気持ちがつながって、互いに思いあっていることだけが、家族を家族にするのではない。何にせよ、行動に示すこと。
    それだけが、人をつなげていく。路地の由来にぐらりときた。


    麻生さんの描く、女性はしなやかで美しいからどうしても、そちらに目が行ってしまう。

  • 小さくて慎ましい恋の話がいくつか。みんなが幸せになりますように。

  • 友達から「新刊が出た!」というメールをもらって早速本屋さんに行ってきました。

    京都の長屋を舞台にしたお話。←この設定からしてあたしはグッときます!!!
    そこの住人たちは何かしらの手に職を持ったというか・・・何かを作る人達で。
    その住人さんたちを主人公にしたオムニバス形式のお話です。
    毎回主人公が違うから1巻から読まなくてもすんなり読めると思います。

    手に職を持った住人さんが主人公ということで毎回その方の職業にまつわる話がこれまたおもしろい!
    というかそれをメインに1回読んで、恋愛ものとして1回読んで~なんてこともあたしはしています。

    今回1番気になったのはヨーロッパの製本文化について。
    要は簡単に綴じた本を書店で買って、それを好みのデザインで装丁してくれる工房があるらしくって・・・!
    全部の本をそんなふうにしてもらうのなんてそれはよっぽど裕福な人じゃないとできないけれど、これぞ!っていう1冊だけでもしてもらいたい。いつか。

    本編が終わった後のおまけも手が込んでてというか個人的にはかなりツボな感じで。
    意外に嫉妬深いな・・・とかラブラブねぇ・・・とかその後の余韻を持たせつつ、次を想像させてくれるんだもん!!!
    楽しすぎる!!!!!

    激しい恋愛とか、どきどきするような!って感じのストーリーではないんだけど、ほっこりするというかしみじみ「いいなぁ・・・」って思わせてくれるそんな本です。
    大人に読んで欲しいというか大人だからこそ楽しめるんじゃないかな?

    男の人は大人になってもジャンプ読み続ける人多いじゃないですか。
    その影響であたしも少年漫画はそれなりに読んでるけど、少女マンガってほっとんど読んでない。
    そんな最近少女マンガ読んでないねぇって方にこそ読んで欲しい。



    ちょっとテイストは違うけれど、地元にも古い建物を大事にして再活用しているところがあります。
    冷泉荘っていうんですが・・・。
    地元の雑誌や新聞とかにけっこう取り上げられていて、あたし自身はまだ行ったことありませんが、近いうちにぜひ行ってみたいスポットの1つです。

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著者プロフィール

9月23日生まれ。A型。熊本県出身。
1991年に「LaLa DX」(白泉社)でデビュー。
代表作に『海月と私』『路地恋花』(講談社)、『そこをなんとか』(白泉社)など。

「2019年 『小路花唄(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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