- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063144048
作品紹介・あらすじ
動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
感想・レビュー・書評
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裝幀/住吉昭人(フェイク・グラフィックス)、泉栄一郎(フェイク・グラフィックス)
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蟲師 (7) アフタヌーンKC (404)
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コミック
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ホラーっぽいものや、あまりにも不憫な子どもの話など、ちょっとつらいものが多かった印象。最後の話もクマドがかわいそうだった。
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■書名
書名:蟲師(7)
著者:漆原 友紀
■概要
第7巻
花惑い(はなまどい) 春。変わらぬ旅の道すがら、桜の名木見物
にやって来たギンコは「蟲に憑かれ80年もの間、若さを保っている
という女」に出会う。蟲に憑かれた影響から視覚、聴覚の大部分を
失った女と桜の関係に興味を持ったギンコは、代々女の世話をして
いるという庭師の男に話を聞くが……。
鏡が淵(かがみがふち) 旅の途中、脚を休めた山中で「蟲に憑かれ
影を抜かれた娘」を見かけたギンコは、娘と蟲の存在が入れ替わる
危険性を教え治療を始めるが……。生きる意志を失った娘と生きた
力を欲する蟲……生きた存在を賭けた静かな心の闘争……。
雷の袂(いかずちのたもと) 「5年の間に4度も雷に打たれた少年」。
その原因が蟲にある事を教え治療を申し出たギンコだが、子の大事
に反応の薄い家族をいぶかしむ。我が子を愛せぬことに悩む母親、
愛されぬことに悩む子……。悩みのすれ違いが生み出すさらなるす
れ違い……。
棘の道(おどろのみち)《前編・後編》 狩房家に代々仕える蟲師「
薬袋(みない)家」。最古の蟲師一派であるこの一族からは、時折
「何かが欠落した者」が出るという。知己・狩房淡幽より、山の異
変調査に出向いた薬袋家当主・クマドの手助けを頼まれたギンコは、
共同捜査を開始するが……。蟲師となる事の宿命付けられた一族ゆ
えに背負う過酷な運命……深い業……。
(From wikipedia)
■感想
本作には、少し暗い話しが多いです。
「雷の袂」は今までに無い、救いようのない一つの家族の形が提示
されています。
暗い話ですが、全体的に、蟲師という世界を堪能できる一冊です。 -
「花惑い」はまさかの話だった。そういうこと?!今回は少しクスリと笑って終わる話もあったが、中でも「雷の袂」が印象深い。子を愛せない母親と実母に愛してもらえない子供。蟲の話というより、人間同士の話。不幸で哀しい話だったが、ラストは或る意味幸せなのだろう。
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収録
・花惑い
・鏡が淵
・雷の袂(いかずちのたもと)
・棘のみち(前編)
・棘のみち(後編) -
「芸術」分野第10位
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棘の道が良かった。淡幽が好きなので。あ、タマも(笑)
表紙きれい…一番好きかも、この表紙の絵が。