小説 仮面ライダーオーズ (講談社キャラクター文庫)

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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063148626

作品紹介・あらすじ

アンクの過去、グリードの誕生、コアメダルの謎に迫る、第一章アンク編。バースドライバーを装着する者は?仮面ライダーバース誕生の秘話、第二章バース編。悲運の女性アルフリードとの出会い、戦い、そして…、第三章映司編。3つの章からなる仮面ライダーオーズの世界の過去と現在、そして未来が描かれる。

感想・レビュー・書評

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  • 仮面ライダーオーズ。
    アンクの話、バースの話、映司の話の全3話。

    ちょっとバースドライバーの話は非常に残念な感じだったけど、グリード達の過去の話と、その後の映司の話はよかった。

  • 仮面ライダーオーズのノベライズ。オーズ本編では語られなかった、アンク誕生を含めた800年前に何が起きたのかという謎が書かれたアンクの章、本編に沿って別視点から描かれるバースの章、そして日本から遠く離れた砂漠での出来事を描く映司の章という三つの章で構成されています。たまに地の文や台詞にあれ?と思うことはありますが、完成度は高いです。
    アンクの章は、全体暗いです。子供向け番組で描けなかった(というとなんだかおかしい話ですが)ダークな部分が浮き彫りにされています。中には欲望の大きな種類である性欲に関わるものもあり、アンクの一人称からなる悲哀が読めます。
    バースの章はうってかわっておちゃらけた?話。おそらく毛利さんが一番はっちゃけたのはここかと……(笑)何度も笑いを堪えながら読みました。
    映司の章は、完全にオーズ本編から離れた一人称と映司本人の一人称がおり混ざって構成されています。こちらも本編では描かけなかったシチュエーシヨンで、だからこそ小説の味が美味しくでています。
    個人的な見所としては、アンクの章と映司の章での対比かと思います。
    戦争の為にオーズが動く。ただしアンクの章では戦争の為にオーズが人々を殺戮して終わらせる。映司の章では戦争の為にオーズが一人も殺させずに終わらせる。
    800年の違いやらなにやら、オーズ本編でこんなのが欲しかったという欲望が凝縮されて一冊にまとまって、溜まりに溜まった欲望を絞りとられるどころか、また新たに注入されて絞りとられて注入されてを繰り返すようで、非常にオーズの小説として完成されてるんだなあとしみじみ。

    (15/07/09)追記。完成度は高くとも、やはり本編の(大筋の)イメージとはかけ離れている雰囲気で作られています。
    これをテレビ本編と同じ世界のこととするか、また別の世界のこととするかは人それぞれというところでしょう。同じ公式からの作品であっても、先代オーズの解釈はバラバラというのが現状ですし。
    ただ、「オーズの小説」ではある、と思います。

  • 過去編では「あー昔はこんなヤミーもいたのか」とか「見た目はどんな感じなんだろうな」という結構面白くできていました。(語彙力崩壊)アンクの過去についてても触れられていて本編の前はこんな感じだったのかという納得感が大きかったです。バース誕生編もvシネマのバースと合わせると面白いのかもなと思いました。(まだvシネマ見れていない)エイジ編は他のレビュアーさん同様はじめはちょっとつまらないかな、と思いましたがバトルシーンなどを見ているとエイジも成長したんだな感があってよかったです。10thでああなるとは思いませんでしたがw

  • ダークな童話のような第一章。
    グリードとして生まれて王の役割を与えられたのかと思ってたけど、グリードになる前から王として存在していた、というのが一番驚いた。

    Eテレ人形劇みたいな小さいやつらの大騒動な第二章。
    推し缶のゴリさんが良いやつで『好き〜!』となった。ずいぶん伊達ナイズされたドライバーだなと思ったら…(笑)

    第三章はその国の説明を読んでたら終わっちゃった感。前半ほとんどが情勢説明で正直何読んでんだっけとなってしまった。
    でももう映司が無鉄砲で自己犠牲的な救い方を選ばなくなったのを見れて良かった。

  • ベルトの話は長くてちょっとアレだったが、オーズ見終わった後のロスを埋めるには丁度良いと思います。

  • バースドライバー擬人化の2章の印象が強烈。ドライブ後の今読んでも、セルフツッコミの多いバースベルトさんはなかなかアクが強い。
    過去のアンク編、本編補完のバースベルト編、その後の映司編でバランスはとれてる。気楽に読める外伝としてはいいかも。

  • 第3部のベルトの話が1番面白かった。
    なんだろ、洋書みたいな()で自分に対してツッコミを入れるスタイルの文章を日本語でやってくれるのって珍しい

  • アンクの話
    鳥の王(アンク)は誰よりも高く飛び、美しく広い空を独占していたが、自分よりも遥かに強い王(オーズ)に翼を奪われてしまう。メダルの怪人として生まれ変わる頃、かつての当たり前を取り戻す事が欲望となり、その為に仲間や王との衝突を起こす。

    ベルトの話
    主人公は道具としての意思を持つ最新型の変身ベルト。性能の高さから自らの力を過信するが、人間のパートナーとの実戦経験を経てその力の限界を感じる。ベルトの道具としての生き様が描かれている。

    映司の話
    部族紛争、代理戦争が起きている砂漠の地で平和を願う部族がいた。部族の長は世代を跨いだ無駄な争いを終わらせる為に活動をしていたが、ある夜に殺されてしまう。部族は後に2人の部族長の子供を残して壊滅するも大きな派閥同士の代理戦争は終わらない。英治はアンクとの別れ後世界を回る旅をしており、部族長の娘が匿われている部族に訪れていた。代理戦争の激化と悪化に伴い部族の存続が問われた時、英治はオーズの力を使い部族を危機から救う。砂漠で生きる者たちが向き合う宿命が中心に描かれている。

  • 本編では語られない世界観を拡げる良い内容だった。残念なのは本編を視聴済みでないと、面白さが半減どころではない程、減ってしまうことかな。当然、ネタバレもある。
    それを差し引いてもオーズが好きだった自分としては楽しめる内容だった。
    [more]
    『アンクの章』は過去編になるんだろうけど、グリード誕生秘話というか、アンク誕生秘話といった感じだった。アンクが他のグリードとは異なっていた理由が伺えた。
    『バースの章』は現代編になるんだろうけど、コメディだったな。途中の物語といい、オチといい、次章がシリアスになる分をここでギャグを書いたんだろうな。まあ、面白かったけどね。
    『オーズの章』は未来編になるが、一番驚いたのは変身ができた事だな。各コンボも出てくるのには驚いたよ。本編で『タジャルド』、『タトバ』以外は使えなくなったと思ってたからな。
    物語の内容はグリードとの戦いを終えた映司が改めて、世界を旅している話になるんだろうね。仮面ライダーSPRITS初期の仮面ライダー2号の物語に近い感じがした。あちらと異なり、こちらは人同士と対立だけど、武器を破壊してまわる感じは似ていると思うよ。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

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