そばかすの少年 (ポケットコミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063480139

感想・レビュー・書評

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  • 海外の古典少女小説を読みたいなと思ってた折、竹宮さんが本作をコミカライズしていたことを知る。何故今まで気付かなかったのだと猛烈に読みたくなり、ようやく手に入れた!
    舞台は19世紀末のアメリカ、リンバロスト。木材会社に仕事を求めに来た、片腕の少年。孤児で、名前を持たない通称「そばかす」を雇い入れた支配人・マックリーン氏は、彼の丁寧な仕事ぶりや真っ直ぐな人柄にどんどん惹かれていく。
    原作は未読だけど、昔のアメリカ少女小説の甘味を、竹宮さんがほどよく中和し、その魅力を引き立たせてくれているように感じた。自己肯定感低めのそばかす、竹宮作品を読み慣れていると「何か悲しい展開に…」とかつい身構えてしまいがちたが、彼の実直な人柄に触れて感極まる登場人物の場面に、安堵しこちらも涙ぐむ。そして、可愛くて勇敢で聡明な令嬢で、なのに全く嫌味を感じさせない万能ヒロイン・エンゼル。彼女が本当に素晴らしい!
    勿論よからぬことを企む奴らも現れ、ハラハラする流れにもなるけれど…(一瞬シビアだなと思う場面もあるけれど)、それでも、前向きに真摯に生きていこうとするそばかす達に胸を打たれる。ご都合主義と捉えられそうなところだが、そう感じないのはひとえにキャラクターの誠実さによるところ。プラス、竹宮さんの表現力。クライマックスは、「えぇ!えええ!?」と、感情が忙しいです。
    リンバロストの自然の描写も見事。表紙絵も本当に素敵!この作品、もっと知られてもいいのにな!(自分が知らなかっただけですが…それでも、声を大にして言いたい!)

  • エンゼルまじ天使。
    美しくて勇敢で、愛情深い理想の少女です。
    以下、続編「リンバロストの乙女」のネタバレ。





    「リンバロストの乙女」で、主人公のエルノラがそばかすとエンゼルの家庭を訪ねるシーンが出てきます。
    子供が5人もいてエンゼルの美しさもいやまし、幸せそのもの。
    よかったなあ… と感慨深かったです。

  • 母の蔵書。名作。もう言う事なし。

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