恋風 1 (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063520040

感想・レビュー・書評

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  • 実写化するなら石原さとみだったよなぁ…。
    チャンスはあったと思ったんだけどなぁ…。

  • 自分は兄のいる妹だけど、言葉通り全然次元の違う話なので、きもちわる…とはならなかった。
    また、彼氏に読ませてみたら、面白かったけど鬱だ…という感想。私は全然鬱だと思わなかった。

    私は現実とは違う次元で読んでいたので、社会的な倫理感など一切無視で二人には幸せになってほしくて、ただドキがムネムネしながら読了しました。

    女性っぽいな、描写がと思っていたら案の定作者は女性で、やっぱりな!と思った。些細な表情とか、そういうのが魅力的。

    一気に五巻まで読んで、それじゃ収まらなくて即二周めに入って、それでも足りなくてアニメも一気に全話観て、さらに数日間このマンガのこと考えて胸がぎゅーとなっていたくらいひきこまれたあの時期は、なんだったんだ…

    久々に夢中になれて幸せだったなぁ

    また、作者の別の作品である夏の前日の題名は「たま」の曲からと聞いて、そこからたまにどハマりしてしまった。たまに出会うきっかけが吉田さんなので、そこでも感謝。
    (でも夏の前日は全巻揃ってから読もうと思っているから未読)

  • 『夏の前日』の作家さんつながりで買いました。

    実の妹に劣情を抱く、主人公の心情を主軸に物語が進みます。妹は高校に、主人公は会社に通っているため、それぞれの場所での人間関係も絡んできたり。
    キーワードは「家族愛」「恋愛」あたりなのかなぁ。主人公の考え方が「自分の主張で他人を困らせても仕方ない」という冷静な状態と、「自分はダメな人間だ」という感情的な状態を行ったり来たりしています。

    主人公は妹(恋人)とのつながり以外、すべて(両親・同僚との友情・本当の恋愛・仕事の出世)を捨てます。よって、主人公にとっては、妹が人生のなかで一番大切な人なんだろう、というのは分かります。

    個人的な感想としては、あまり近親相姦ものは得意でないので、「うーん。どうして買った自分」という気も……。ただ、言葉でなく、絵だけで読者に伝えるところはさすがだなぁ、と感心しました。あと、主人公の心情が、人間のダメな部分をえぐるような角度で描かれていたので、自分自身のダメな部分を見つめ直せる作品かもしれません。

  • 恋愛ものは好きではない私でも、何故か最後まで見てしまった。
    よくある恋愛モノのように主人公に感情移入したりいわゆる胸キュンを求める作品ではないのは確か。読後感も良くないけど、雰囲気や空気が凄く良い。
    一時の感情に踊らされて?禁忌の恋愛に走ってしまう人物たちの愚かさを一歩引いてみる作品なんだと思いました。

  • 吉田さんの作品で、初めて読んだもの。
    どちらかというと軽い活字中毒なので、コミックはあまり読めない(読めなかった)わたしですが、まさに久し振りにハマってしまった本。
    吉田さんのお話しに出てくる人達はいつも良い意味で、ニンゲンクサイ。
    キュンキュンキュンキュン言いっぱなしでした。
    そして今、気づきました…これが所謂萌えの感情だったのか!と。
    あ、因みに私の萌え対象は、モサッと冴えないお兄さんです。
    今は夏の前日の続巻を楽しみに待つ体勢、であります。
    ケロ

  • 何漫画って言うんだろう。こう言う漫画は。
    少女漫画でもないし、もちろん少年漫画や青年漫画でもない。
    恋愛もの、とはハッキリと言えます。
    ただちょっと複雑。
    主人公は、冴えない20代後半の青年:耕四郎です。
    モサッとしてひねくれ者で、恋に不器用。
    そんな耕四郎が恋をしてしまったのは、16歳の少女だった。
    しかも、少女は耕四郎の実の妹だった。

    基本的に男性目線で描かれていて、生々しい葛藤もあるのですが、絵がふんわりしているので相殺されてるかな。
    懐かしくもやさしい、昭和っぽい空気を醸し出した絵柄です。

    とにかく切ない。お互いひかれ合ってるのに、それ以上近寄れないふたり。実は兄弟じゃなかった、みたいなオチだったらどんなによかったか。
    でも二人は紛れもない実の兄妹。
    結ばれない運命の二人が、二人で出した結末を、ぜひ見て頂きたいです。

  • 可愛いのに
    可愛いのに・・・

  • BOOK-OFF 100円

  • 兄妹ものの傑作。
    きょうだいものを好きな人がきょうだいものに求める要素のほとんどが詰まっていると思います。
    それでいて読後感は爽やか。特殊な設定ではあるものの、ひとを好きになるって素敵なことだなあと素直に思える物語です。

    美男美女の兄妹ではなく、いたって普通の兄妹の恋愛なのが、こういう作品では珍しいかも。
    ただ、1巻ではまだそれほど「兄妹もの」していません。まずは2巻まで読んでほしい作品。

  • すごい 細かい ギスギス ホワホワほわほわ

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著者プロフィール

1998年、第4回MANGA OPENにおいて『水と銀』でわたせせいぞう賞を受賞。1999年、読み切りシリーズ『水と銀』(現在は『水の色 銀の月』に改題)にて「モーニング」でデビュー。2001年より「イブニング」にて『恋風』を連載、2004年にアニメ化。2009年より2014年まで「good!アフタヌーン」にて『夏の前日』を連載。

「2015年 『蟲師 外譚集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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