- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063523447
感想・レビュー・書評
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内容は面白かったですが、半分ぐらいがおまけでついている初期Verで、本編の分量がだいぶ少なかったです。
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舞台を日本に戻しての、第五巻。『BLOODALONE』で語られる吸血鬼は独特のものだが、作者はそれを明確に読者に説明する気はないのだろう。設定はあくまで背景。あくまでミサキとクロエの何気ない(そしていつか終わる)日常を第一として徹底している。それは『伯爵』イズミの登場でも同じ。むしろ、短編『吸血鬼の掟』での、ミサキの振る舞いと彼女を丸ごと受け止めるクロエの姿を淡々と追うエピソードが印象深い。
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過去編終了後、まただらだらである。しかし、情報量の少なさから一転し、逆に過去を見せてしまったことで、読者としては情報の欠乏を打破したい気分に陥ってしまう。という悩ましさからか、最初と最後に説明文がついた。
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ついにヒグレと勢力を二分する伯爵が登場。少しバトルもありますが、ほとんどはクロエとミサキの交流。幸せそうでだけど常に切なさも感じる、不思議な2人の関係とその作風がとてもよいです。
ただ、この第5巻は半分弱がEARLY NIGHTS(初期稿ver.)で、しかも内容が既出の話と被っているので、あまり信者じゃない人にとってはアレ?って印象でした。