センゴク外伝 桶狭間戦記(4) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
4.13
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本棚登録 : 210
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063759723

作品紹介・あらすじ

かつてない視点で描く今川義元vs.織田信長!! 別冊ヤンマガにて大好評連載中の”もうひとつのセンゴク”!! 乱世を遊んだ男・今川義元と、戦国最高の軍師・太原崇孚雪斎。血で血を洗う戦乱の時代に出会った2人は日本史上初の”戦国大名”への道を進み始める…!! 戦国史上最も有名な合戦を描く、超絶歴史エンターテイメント!! いまだ謎に包まれた[桶狭間]の真実に迫る決定版!!

ついに迎えた運命の年、永禄三年!! 天下大疫ともいうべき飢饉の時代――飢饉を乗り越えるために、時代が二人の英傑を引き合わせる!! 最強の戦国大名へと成長した今川義元が尾張へ出陣!! 優れた法度によって自国の国力を高めた義元は、朝比奈、三浦、岡部、松井、そして松平という最強の布陣で侵攻を開始する。この軍勢を、果たして織田信長はいかに迎え撃つのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 面白すぎる。
    「桶狭間の戦い」に至るまでの織田・今川を描いた作品。
    あらゆる点で対照的で、しかしそれぞれ極まっているがゆえに通じ合っている信長と義元。ふたりの背景が示されることで、このふたりがぶつかるという事実だけで痺れるものがあります。

    ◆戦国時代
    そもそも幕府の威光が薄れていった時代ではあるけど、本作的には、「戦国時代を始めた存在こそ、今川義元である」と言っているように思います。
    今川家仮名目録追加、将軍家との繋がりの断絶。強大な独立国の樹立ですよね。
    今川義元の凄まじさが伝わってきます。

    ◆織田信長
    信長の台詞で印象的なのは、ふたつ。
    伊勢神宮内宮の身の振り方を問う「今川と織田 権力と銭 いずれにつく」。
    もうひとつは、「統制のまま動く大軍と 寡兵とて自ら考える馬廻り衆か」。
    どちらも、織田と今川を表す象徴的な台詞と感じました。
    馬廻り衆と行動を共にする信長は、「信頼する仲間と、自分の信念に基づいて戦う」という、さながら少年漫画の主人公のような構図です。
    これまで持っていた信長像と異なるものの、その「信念」が「銭」で、物語的にも筋が通っていて、その後の信長像とも繋がっており、素晴らしいです。

    ◆今川義元
    義元かっこよすぎるんだよなー。
    「機は熟した 国を拡大するときだ 幕府の大義名分ももはや無用 支配強化と流民による軍役者増加 是より 尾張に侵攻する」
    あまりに天才的で、先を見通していて、油断もしない。
    凄まじい。
    かっこよすぎて涙が出ます。

    「ハッハ 仕方あるまい 飢饉の現状がそれ以外の道を与えなかった 日ノ本においてそれをわかる者が我と信長のみだったという運命 出遭うとすれば出遭うべくさ」
    この台詞がまた最高で、歴史すげえっていうか、そのふたりが激突するというただその事実だけでたまらない気持ちになります。

  • 桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第四巻。ついに今川義元挙兵。幕府を見限り、法度と寄親寄子制度により築き上げた強力な軍団で尾張へと侵攻する。攻める今川、守る織田、ともに伊勢湾貿易の要たる熱田と津島が焦点とみて軍勢を寄せるが果たして。。。

    信長の熱田戦勝祈願も今川侵攻に動揺する熱田勢を押さえるためとの描写。互いに銭の力を知る者同士の知力戦が見どころ。

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  • マンガ

  • 桶狭間合戦というのは、織田信長と今川義元の物語であるが、同時に松平元康こと徳川家康の物語でもある。それぞれの決断が、運が、全てこの地に収束されてゆくからこの物語は未だ人気が高いのだ。

  • 面白い!。

  • まだまだ今川義元優勢、信長の勝機は!

  • カリスマ的魅力に溢れる今川義元と必死に頑張っている織田信長の激戦を描いている漫画。
    服部小平太の「物の余っている時が買い時、物のねえ時が売り時。最悪の時こそ最大の好機。」という言葉が印象に残りました。

  • 初出:ヤングマガジン2010年第28号~第35・36合併号、第38号、第39号

  • 信長中心のコミックは多々あるが桶狭間でクビを取られ死んでしまった一方の雄、今川義元中心の作品は読んだ事が無かった・・・。少々綺麗すぎる義元(普通は胴長短足でお歯黒の京被れ)ではあったが賞賛するに値する出来だ。

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著者プロフィール

漫画家 富山大学中退.2001年「ヤングマガジン」(講談社)掲載の『春の手紙』でデビュー.主な著作:『センゴク』全15巻 2004年~2007年.『センゴク外伝 桶狭間戦記』2007年より連載中.『センゴク天正記』2007年より連載中(いずれも講談社刊)

「2010年 『浜松の城と合戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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