小説 ちはやふる 中学生編(1) (KCデラックス)

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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063766981

感想・レビュー・書評

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  • まさか『ちはやふる』から小説版が出るとは…しかも中学生編とは…!
    書店の平積みで知ったのでとても驚きました。「なんで『ちはやふる』新刊が2冊!?……え、小説?」

    大好きな『ちはやふる』ですから、もちろん小説も読みます!
    これはもしかしたら漫画本編を読んでいないと楽しめないかもしれませんねー。

    小学校を卒業して別々の中学校に進んだ千早と太一の話。
    幼き頃のひねくれた太一が久々でした。
    また、小説オリジナル?の登場人物がなかなか味があって良いです。

    千早が3年生の先輩と「最後のかるた」をやるところがちょっとジーンときました。

    漫画のノベライズということで、経験上正直そんなに期待はしていなくて漫画本編とは別物として読む心構えはしていたのですが、その必要はなかったです。
    表現等さすがに多少軽くはありましたが、筋は漫画本編に合わせて上手く書かれているなぁと思いました。
    百人一首の和歌の解説も漫画よりちょっと多めです。さらに「ちはやぶる~」の在原業平が主人公と言われる『伊勢物語』についても何度か触れていて、勉強になりました。長文で説明できる小説だからこそできることですよね。

    しかし、ストーリーも書き方も満足な小説だっただけに、これを是非とも末次先生の描かれる漫画で読んでみたかったな…!と。(笑)
    わがままですが(笑)
    でもどうしても挿絵だけじゃ勿体ない気がします…!

    まとめますが、何にしてもこの『小説 ちはやふる』は良い作品だったと思います!
    次巻は転校後の新のエピソードということで期待しています。

    『ちはやふる』が好きならば是非とも読んでもらいたい作品でした。

  • まあそんなに、なかったかな・・・面白いとこが(あら)。 半公式だと思うけど、特に深まった感もお得感も・・・そんなには^^; ちょいちょい文章のリズムが悪くてそれも気になった。 古典の先生くらいかな、印象に残ったのは。マンガはちょう面白いし、それで十分^^ 

  • 漫画を読んでいたので、ストーリーに入りやすかったです。後先考えずに突っ走って失敗するのは主人公にはありがちだけど、それくらいしないと話が成り立たないのかも。身近にいたらさすがに引くけど。
    娘に頼まれて買ったのに、本人が学校に行っているあいだに読んでしまったd(^_^o)

  • ちはやふるの中学生時代を描いた作品。

    一巻は太一と千早の章。

    太一は小学生の頃とは違い、視野の広い大人な子になっていたがどうしてそうなったのか。

    千早がどういう経緯で陸上部に入ったのか。

    それぞれの苦悩と成長の中学生時代がここにある。

  • 千早と太一の中学時代が描かれていますが、明るいとはいえないです…トラウマ編というか、それぞれの挫折と苦悩が描かれていて切なくなりました。最後は希望を持てるようになっていますが、細かいところまで知りたいコアなファン向けだなという印象です。
    でも読んだあとに原作の高校生編からをすごく読みたくなりました^^この小説から続いていくんだな、と思うと楽しめると思います。

  • 太一とちはやの中学生時代のお話。
    漫画の世界観が壊れる事なく、自然に入り込んで読めます。
    不器用な2人の成長の様がほほえましい一冊。
    普段小説を読まない人にも是非読んで欲しいです。
    このエピソードを知らないのは勿体無い。
    この本で、太一の好感度が上がりました(笑)

    12月に発売される新のエピソードも楽しみです( ´ ▽ ` )

  • 本が硬い。読みにくい。普通に文庫で出せばいいのに。

  • [2012.09.14]

  • ストーリーとしては漫画に忠実

  • 大ヒット漫画「ちはやふる」が小説になりました!!
    漫画では描かれなかった中学時代の千早と太一の不器用な青春!

    「かるたを続けてたら、また絶対会える」
    離ればなれになる新と交わした約束を胸に、中学に入学した千早と太一。千早はかるた仲間を探そうとするが、空回りばかり。太一は秀才が数多く集まる開明成中学で自分の限界を知り、かるたへの情熱を失っていく。
    千早と太一の距離は少しずつひろがっていき……。
    漫画では読めなかった中学時代を描く、まぶしすぎる青春かるた小説、誕生!!

    こんな風だろうなと一人で思うだけだった千早の中学時代を、歌と一緒に瑞々しく描いてもらえて、とても嬉しいです。
    末次由紀

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著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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