- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063771152
感想・レビュー・書評
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完結しました。
正直、物語の途中でプツンと終わってしまった感じで、
え?これで終わり?ここで終り?というのが感想。
藤井さんとはっきりわかる形で終わるのかと思えば、
もう全然、本当に物語の途中でね・・・。
藤井さんはフランスで市江を思いながら仕事をし、
市江は変わらず自分の家で仕立て屋業に精をだし、
でもこの強引さがないけど、頑なで、慌てず騒がず、いろいろなことを自己完結しながら、結局は想い続けている感じでね・・・そこは市江らしいとこです。
本当にはっきりしなかった藤井さんとの関係は私たちの知らないところでいつかは・・・。と期待させたまま終わらせてくれたことは感謝したい。
お互い大人ですからね、それぞれ信念を持って仕事をすることはいいことだと思います。
きっと、市江にしてみたらそこは変わらず、変わらないなかで恋を実らせ結婚できたらおまけ的意味でラッキーな事なのかも。
たいした波風もたたないまま、いつでも凪いでいるような静かな物語は良い意味で池辺先生らしい作品でした。
大人の世界ですよね。
ポカポカ陽気の休日のお昼に、ロッキングチェアに揺さぶられながら読みたい作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これで終わり?という終わり方でちょっとびっくり。
物語全体に漂っていた穏やかで淡々とした雰囲気が、読み終わっても続いていくような余韻の残る終わり方。
独特な魅力のある物語でした。 -
地味なまま終わってしまった・・・。
ひきこもりがちで、周りに流されて仕事しているような、はっきりしない主人公にイライラするところもありましたが、最後は地元の高校生たちに慕われたりしつつ、自分の生きる道を見つける・・・みたいな。
地味ながらもいい終わり方だったように思います。 -
まぁ,イモリは家ん中にも入ってきますが,ヤモリは入ってきません。ちなみに女性の場合はブラバーです。再度読み直すと,藤井さんとはまぁそれなりなんだね。王道の,向こうから帰ってきてパーッとくっつくなんてことにしなくて良かった。それでもいまひとつ消化不良な鵺みたいな漫画でありました。