レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(2) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063772999

作品紹介・あらすじ

1972年1月、日本に革命を起こすために山岳ベースに集結した赤色連盟のメンバーたち。しかしそこで展開されたのは『総括』と称した自己批判、相互批判の応酬だった。それはやがて援助としての暴力・リンチへとエスカレートし、数日のうちに3人の死者を出してしまう。それでも上層部による暴力的総括要求の嵐はとどまるところを知らず、その矛先は黒部一郎、天城、磐梯の3名に向かうのだが…。果たして3名の運命は? そして兵士たちの葛藤と集団心理を描く新章第2巻!

1972年1月、日本に革命を起こすために山岳ベースに集結した赤色連盟のメンバーたち。しかしそこで展開されたのは『総括』と称した自己批判、相互批判の応酬だった。それは暴力へとエスカレートし3人の死者を出してしまう。しかし上層部による暴力的総括要求の嵐はとどまるところを知らず、その矛先は黒部一郎、天城、磐梯の3名に向かうのだが…。果たして3名の運命は? そして兵士たちの葛藤と集団心理を描く新章第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • 誰も逃げないのが怖い

  • いつの間にか総括の援助のための暴力が死刑にすり替わりつつある。この淡々とした筆致が恐ろしい。

  • 2018/1/29購入
    2018/2/4読了

  • 1971年、日本で革命を目指す赤色軍と革命者連盟は統合し赤色連盟を結成する。
    赤色連盟は榛名山へ合同軍事訓練のため集結するが、
    そこで行われたのは「総括」という自己批判、相互批判の応酬であった。
    「総括」はエスカレートし遂には死者をだす。
    そして1972年・・・。

    連合赤軍、あさま山荘事件を扱った『レッド』の新章。
    連合赤軍、オウム真理教、似たような事例は繰り返される。
    こういった事件が起きると私たちから遠く離れた世界の話のように思いたがってしまうが、繰り返される所をみると そうではないのだろう。
    自分たちに内在している事象が顕著になってしまっただけなんだろうなぁ。

    自分と同じ意見の まとめサイトばかり見て“そうだそうだ”と思ってしまう → 閉鎖空間で皆を同じ意見に染める
    誰かを総括対象者にして暴行を加える → いじめ、ネットいじめ、バッシング

    ほら、私たちの周りで起きている事となんら変わらないでしょう。

  • 一巻から読み返しましょう

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著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授 
専攻=映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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