- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063805697
感想・レビュー・書評
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短編集。どれも瑞々しい感性を持って描かれていて、少し不思議で、それでいて心に染みる。またまた語彙の少なさを露呈してるけど、読んだ人にしか分からない言葉にしにくい感動がある。そして何度も読み返して噛み締めたくなる。これはすごい。すごくいい漫画。
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"「ほら 見てごらん」
「…折り鶴?いらん」
「あげないよ!これだからゆとり世代は!」
「だからいらん しかもなんかヨレヨレだし」
「フフ あのね これはね
その人の本当に欲しいものが入ってる箱なんだ」
「却下」"[さらば、やさしいゆうづる]
「ひとつめは木曜になく」
「さらば、やさしいゆうづる」
「なき顔の君へ」
「はたらくおばけ」
「postscripts」
短編集。ひとつめは木曜になくは二度読んだ。
なき顔の君へが一番好きかも。 -
最後の幽霊の話だけ覚えている。
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説明不足かなーと思うところはあったけれど、全体にとても雰囲気がある。登場人物たちの言動に、きちんと背景が見えて、読みごたえ十分。別の作品も読んでみたい。
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よかった。
設定とか世界観がファンタジー風味だから、そっちを追いたい人にはパンチが足りないかもしれないけど、
別に作者が描きたいのはそういう世界観とかストーリーではないと思った。
登場人物の抱えてるものを丁寧に描いてくれていて、それがこの漫画の魅力かなと思う。
絵も丁寧できれい。
またこの人の本が出るのを楽しみにしています。 -
有永イネさんのデビュー作。
デビュー作でこのクオリティならすごいと思う。
作品の方向性というか、世界観はとても好き。ただ、まだまだ荒削りだと感じるので、これからが楽しみです!
個人的には「はたらくおばけ」が一番好き!おばけってただ怖いものじゃないんですね。とてもコミカルで楽しく読めました。 -
絵はすごく好みなんだけど…すごく好きなんだ…!
何が言いたいんだろう…と思ってしまった話もあったので。
でも、これがデビュー作なんてちょっとすごい。 -
うーん微妙だったなぁ。悪かないというか、いい線はいってるんだけど話を通じて何が言いたいのかよくわからないし、オチが不明瞭。設定とかもあまり生かせてない感じが否めない
パンチが足りないな -
短編の上手い作家が好きだ。
それも、どちらかというと、レイ・ブラッドベリのような、やや説明不足気味の美しい短編を書く作家が好きだ。そういう意味でこの短編集はツボ。
表題作はもちろん、『ひとつめは木曜になく』『なき顔の君へ』もグッとくる。