BILLY BAT(6) (モーニング KC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063870015

作品紹介・あらすじ



ケネディ大統領の暗殺をビリーに教えられ、歴史を変えようと試みるケヴィン。だが暗殺阻止の成功は、人類最大の悲劇を意味していた……!?

感想・レビュー・書評

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  • ここでまた巻物がでてくるのね

  • 【再】
    「いやだ。消えるなんていやだ!僕はいやだ!消えるなんてごめんだ!僕は英雄になるんだ!」

  • もう、いやっ。
    いつも、気になるところで終わる。

  • ここらでようやく話がなんとなくわかってきた。

  • ケネディ大統領の暗殺をビリーに教えられ、歴史を変えようと試みるケヴィン。だが暗殺阻止の成功は、人類最大の悲劇を意味していた……!?(帯より)

    ついにビリーの声が聞こえる2人、ケヴィンとオズワルドが対面!新たな登場人物・ジャッキーも登場し、今後の展開が気になる6巻です。

  • 話の構成力がすごい。
    まだまだ底が見えない物語にどんどん引き込まれます。

  • どこに向かっていくんだろう。

  • 2012/07/06
    移動中

  • 手塚治虫文化賞マンガ大賞を日本で唯一二回受賞していて、手塚治虫に最も近いと考えられる現代の漫画家といえば、浦沢直樹。講談社「モーニング」で連載中の『BILLY BAT』を読んでみた。『MONSTER』も『20世紀少年』も終盤尻すぼみで裏切られ感があったので、『PLUTO』も『BILLI BAT』も読まずにいたけれど、読んでみるとやっぱり、他の漫画よりずっと面白い。また謎が謎を呼ぶ展開で風呂敷広げまくっているから、終盤ちゃんと収まるのか怖いけどw。

    ストーリーは現代世界史とフィクションを織り交ぜた社会派エンターテインメント。下山事件、三鷹事件、白洲次郎、ケネディ、オズワルド、イエス・キリスト、ユダ、服部半蔵、ザビエル。人間の歴史の闇に迫る政治的テーマの物語なのに、これだけエンターテインメントとして読ませられるのは、やっぱり手塚治虫的なプロの神業。小林よしのりとは違う。

    浦沢直樹初の講談社での連載。連名作者の長崎尚志は小学館の元編集者で、浦沢直樹とは30年以上の付き合いだとか。何故小学館じゃなく講談社で連載となったのか、読んでいるうちになんとなくわかった。共産党など左よりの話が多く、右よりの小学館より講談社の方が何となく社風にあっている。2巻あたりで白洲次郎が下山事件の背景についてアメリカ人に尋ねられた時、様々な陰謀説を述べているのを読んだ時、鉢呂元経産相の辞任問題をめぐる様々な陰謀説を思い出した。

    世論では、「死の町」発言、「放射能をつけたぞ」発言で、大臣としての立場をわきまえていない幼稚な人として辞任に追い込まれた鉢呂元経産相。ネットでは、様々な陰謀論が飛び交っている。

    ・鉢呂元経産相は、経済産業省の役人が推進、かつアメリカ政府が支持している原発推進、TPP推進政策に両方反対の立場だった故に、経産省とべったりの記者クラブにはめられた。
    ・放射能発言の直前に産経新聞の記者が児童買春容疑で逮捕されていた。放射能発言の第一報はフジテレビが行ったとのこと。児童買春のスクープをもみ消すには、格好のネタになる。しかし、放射能発言があったとされる記者クラブの懇親会に産経の社員はいなかったとされる。
    ・「放射能をつけたぞ」発言の前に大臣が語ったことは全てカット。原発周辺を訪れた大臣の線量計が85マイクロシーベルトだったこと等カット。

    最近大臣は発言の揚げ足取りで次々辞めている。政策の論議はないのかと思うけれど、政策で論議する手前で、発言によって相手の政治生命を奪うことができたら、どんなに楽だろう? そのようにして政敵を次々倒して、自分の望む政策、自分の望む歴史を実現している連中がいるとしたら? ああビリー・バットみたいな展開。真実ではなくても物語として同時代史を楽しめる。

    ネット普及前なら、陰謀論めいたこと、社会の裏側のアングラ情報は、巻物やら写本やら口頭によって伝わっていた。情報の伝播範囲は狭かった。今や誰もがビリー・バットの作者になれる。各国政府がネットを取り締まろうとする理由も納得だ。まあアメリカは戦争する代わりにネットの情報網を利用して、世界の覇者になろうとしているのかもしれないけど。

    世界中で原発関連事故や災害が続発して、アメリカとヨーロッパ各国が破綻しそうで、中国など新興国のバブルが崩壊しそうな今年は、1945年以来の歴史的な節目な年かもしれない。ビリー・バットが暗躍するとしたら、まさに今年のような年。今この瞬間もネット中に陰謀が駆け巡っている。

  • 一巻から読み返さなわからんと思いつつ、ワクワクして読む。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。

「2012年 『BILLY BAT(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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