- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063880908
作品紹介・あらすじ
てつし、リョーチン、椎名……。中学生も恐れをなすワルガキ三人組、人呼んで「イタズラ大王三人悪」。三人が薬屋“地獄堂”ののれんをくぐったとき、異界への扉が開かれた! 謎のおやじに“力”をもらった三人悪は、上院町の怪異に次々と遭遇。事件を通して、この世の様々な不思議や人の想いの複雑さを受け入れ、一歩一歩、成長してゆく――。
てつしたちが遭遇した自動車事故。事故を起こしたその車には不思議な女性が乗っていた。次に椎名が目撃した事故で、その女性は次々と自動車事故を起こさせる悪霊であることがわかった! てつしたちは悪霊を捕らえるべく調査を開始。そして浮かび上がったのは過去の悲惨な事件だった……。戦慄と悲しみが交錯する「高速の魔」編を収録した第9巻!!
感想・レビュー・書評
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死神との対決第二弾。
子供であるだけに三人悪の正義は純粋でまばゆいばかりですね。こじらせてるのもいるけど(笑)
正しいことを胸を張って正しいと言うことができることも、純粋な怒りを表すことができる彼らの姿ふぁまぶしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず、感想を書く前に、黙祷
ここまで、みもり先生の手によって漫画って形に変えられてきたエピソードの中でも、私はこの『高速の魔』が一、二を争うほど好きだ
現代日本に蔓延る問題の中でも解決が難しい交通事故事情に光を当てている、三人組の子供らしいからこそ真っ直ぐで本気の正義感と「救いたい」って気持ちに胸を打たれる、私が最も好きなキャラクターである椎名が積極的に活躍してくれる、子を奪われた母の己の命すら捨て、無関係の他人の命まで奪うほどの、親であれば至極当然の怒りを読み手をゾッとさせるほど恐ろしく描けている、思想や行動以前に存在そのものは邪悪な死神がまたも登場した点など、お勧めする理由を挙げてしまうとキリはない
あくまで、私の感覚に過ぎないが、父のそれより、母の愛の方が強い気がする。やはり、自分のお腹の中で育って行くのを感じ、男が死ぬとされるほどの激痛に耐えて産み落とすからか。それ故に、不条理な理由、いや、仮に男なら時間を懸けて納得に持って行ける理由があったとしても、母親は怒りや憎しみに呑まれ、鬼となってしまうのだろう
この世で最も偉大で、恐ろしく、強いのは母、それは間違いあるまい
そんな母親の愛を利用し、運転ルールも守れないバカ共のモノとは言え、欲望が儘に魂を奪い、集めた死神はやはり、許しがたい
三人組との最終決戦が、みもり先生によって描かれる日が待ち遠しい
この台詞を引用に選んだのは、改めて、てつしの男としての器のデカさにキュンと来た。やっぱ、男気に年齢は関係ないね。誰かを何が何でも救ってやりたい、そう決めた男は、自分にとってイイ物を代償に差し出す事も、いくらか気に食わない相手にでも頭を下げて、助けを素直に求める事ができる。これが、正しいプライドなんだ、と感じた -
こんなキャラ出てきたっけ?と疑問に思いながらも、車を運転している身としては身につまされる思いでした。安全運転に気を付けようと思います。
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絵の迫力半端ない。
次も楽しみ。 -
美麗母ちゃん美人だよね。