魔法使いの事情(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063952971

作品紹介・あらすじ

魔法を使える少年少女。さまざまな“事情”を抱えた彼らの姿を通して描く、人間の残酷さ、そして優しさ━━。心ふるわす珠玉のオムニバス。

女子高生の小鳥遊(たかなし)は、瀕死の猫を助けた少年・一ノ瀬と出会う。彼は人間や動物のケガを治し、故障した機械をも直せる力を持った“魔法使い”だった! だが、その力は他者のケガが治る代わりに自分の体が傷つくというもの。困っている人を放っておけない一ノ瀬は、いつも傷だらけで‥‥(第1話「優しすぎる魔法使い」)。

感想・レビュー・書評

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  • 優しい魔法使いと、周りの人達のお話(今のところは)
    この先どんなふうに進んでいくのか気になる。
    のんびりと進んでいくので、のんびり読める。

    と思ったら案外あっさり終わったなあ。

    ただ、最近魔法使いってよく見るけど流行ってるのかなあ。

  • どの登場人物にもあまり感情移入できなかった。
    こんな副作用があるなら、魔法なんて使えないだろうなあ。
    五十嵐くんの話は、母も弟も優しいんだか、優しくないんだかわからなくて後味悪い。

  • 面白かった
    しかし、声を出して笑えたり、にこやかな表情を保ったりできる内容では少なくともないので、最後まで気持ちを崩さずに読めるかは微妙
    あんまりにも胸を強く締めつけられたので、途中で一度、小休止を入れてしまった
    割と「万能」のイメージの強い存在である、魔法使いであるが、この『魔法使いの事情』に登場する魔法使いは、決して完全ではない。力を使うのに、代償が生じてしまうのだ
    それが本人だけでなく、周囲の親しい人間も苦しめてしまうって「当たり前」をしっかりと描いている点は好印象を抱けた
    ただなぁ、ぶっちゃけた話、この1巻に登場する四人の魔法使い、内海、一ノ瀬の妹、五十嵐はまだイイんだが、「他人や物体の損傷を治す(直す)代わりに自分が傷つく」能力に起因してるっぽい性格の一ノ瀬は魔法使い云々の前に人間として危なっかしい
    自分にしか出来ない事を全力でやっている所為で、自分の身を守ろうとうする無意識の防衛本能までが低下してしまっているんじゃ・・・・・・・・・
    自分の力に誇りを持つ、自分の力を自分が正しいと思った事に躊躇わず使う、それ自体は構わないんだが、自分が傷つく事で近くの人間が心を痛める、そんな想像しなくても分かる事が分かっていない時点で、一ノ瀬は既に“人間失格”寸前だ
    一ノ瀬の行動が正しいのか間違っているのか、ハッキリさせられないけど、彼の自分を省みない短所に本気で怒る事の出来る小鳥遊が、彼に今後、人間として大事な「何か」を教えてやれるといいんだけど
    どの話も胸を震わされたが、個人的には「カッターナイフと血」が特に響いたな
    誰も救えない力で自分すら傷つけていた少年が、ほんの少しの勇気で、自分で勝手に狭くしていた世界を広く、明るくしていく、そんな話だった
    この台詞を引用に選んだのは、自分で最悪にした環境を、ちょっとずつ良くしていくには、やっぱり、自分で前に踏み出さなきゃダメなんだな、と思えたから

  • 予想してたけど、どの話も後味は悪いなあ。

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