金田一少年の1泊2日小旅行(3)<完> (講談社コミックス)

著者 : あわ箱 天樹征丸 さとうふみや

• 講談社 (2016年12月9日発売)

作品紹介・あらすじ

『浪漫三重奏』のあわ箱が描く、『金田一少年の事件簿』公式スピンオフコメディ、登場！　祖父・金田一耕助譲りの天才的推理力で、数々の難事件を解決してきた金田一はじめも、中身は一人の男子高校生。みゆきと「いい関係」になりたいはじめが、旅先で大騒動を巻き起こす──！？　 天樹征丸・さとうふみや両先生も太鼓判を押す、抱腹絶倒コメディ、ここに開幕！

金田一はじめは名探偵の祖父から推理力を受け継いだ天才少年！　だが、推理力よりも強いすけべ心を持つ男でもあった！　幼なじみの美雪と西へ東へ１泊旅行！　行く先々ではクセ者だらけの事件関係者が待ち受ける！ 原作者もお気に入りの金田一スピンオフコメディ！

感想・レビュー・書評

[猿山リムさんの感想 · 2020年10月14日]

　部屋の整理をしていて２巻までが発掘され、念のため検索してみたら３巻で完結していたので購入して読了した一冊。
　３巻は古本で購入したのだが、帯が２本ついていた・・・どういう売られ方をしたんだろう・・・。

　事件簿の少年のスピンオフ。
　本編のキャラクターをよりシンプルにデフォルメさせてのコメディ。
　本編で事件に出会った旅先に赴いて、事件関係者との絡みがコメディになる構成。
　・・・金田一スピンオフにありがちなんだけど・・・著者はネタにするために何度も読み返して設定を把握するだろうけれど、普通の読者は一回さらりと読むだけなので、唐突に昔の事件の場所へ行っても思い出せないのよね。
　まぁ思い出せなくてもそんなに影響ない内容ではあるけれど。


　本編ありきのパロディであり、脇役たちが活躍する展開で、人の死なない金田一少年物なあたり。