29歳独身中堅冒険者の日常(3) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063959352

作品紹介・あらすじ

仕事でダンジョンに潜った冒険者・ハジメは、スライムに飲み込まれそうになっていた少女・リルイを助ける。身寄りのない彼女を放っておけず、仲間にすることにしたが、リルイは「ただの」少女ではなかった!!? アラサー独身冒険者・ハジメ、かくして少女を世話することになりました!!

村付きの冒険者・ハジメがダンジョンで“仲間”にした少女・リルイは夜の間だけオトナの姿になる“サキュバス”だった!! 冒険者としての経験をちょっとずつ積み重ね、ハジメの役に立ったり、立たなかったり!??のリルイ。ハジメから買ってもらった謎の卵から新しい“命”も産まれて、二人の共同生活はさらに賑やかに!!

感想・レビュー・書評

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  • なんだか絵が整ってきてる。
    そしてこの巻はちょっと短絡的な感じがする。
    1~2巻にあった、リルイが何を考えて行動しているかを察してハジメが行動する、みたいな場面が少なく、普通の異世界の物語になってる感じ。

    ハジメの性格のワイルドさが出まくり。
    たしかに睡眠時の攻撃はダメージ3倍だけど、討伐しか頭にないってのがもうね。
    討伐という選択肢が間違いだとは思わないけど、討伐しなかった場合のリスクを語ってないから単に面倒臭いからってだけに見えちゃうんだよね。
    下手に知能のある相手だと、むしろ討伐する方が後々禍根を残して危険になる場合だってあろうに。

    他にも、せっかく芸まで教えて他に使い道もありそうだったのに目先の飢えを凌ぐために食料にしちゃうとかね。
    でも、それをしなかったらハジメは今頃は共同墓地の一員だったのかもしれないんだろうね。

    いも虫も結局潰れちゃったみたいだし、コミカルに見えて意外と殺伐とした描写が目立つ巻だった。



    そしてオリーヴさんが可愛い。
    ナタリーちゃんにも香水をお土産にしてあげれば良かったのに。
    こんな田舎で地味な自分が香水なんて付けたって・・・なんて独り言つぶやきながら実は内心浮かれちゃってたりしてな!
    アニャちゃんにも香水を買ってあげて本人も自覚してなかった乙女心を発芽させて・・・捗りますな!

    「頑張れば誰だってできる仕事」っていうのは、裏を返すと頑張れない人にはできない仕事なんだよね。
    そして、その頑張るってのが実はハードルが高い。
    だから、それを頑張れるリルイは、それだけでもう立派な冒険者なんだよね。

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