罪の声 昭和最大の未解決事件(3) (イブニングKC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065113707

作品紹介・あらすじ

約30年前、日本中を震撼させ、未解決のまま迷宮入りした「ギンガ萬堂事件」。その事件で使用された脅迫音声に、幼かった自分の声が使われていたことを知った曽根俊也。その事件に伯父である曽根達雄が関与していた可能性があり、事件を調べていくと「暴力団」「利権屋」が関わっていたことを知る。さらに自分以外に2人の子供の声が脅迫音声に利用されていたこと、その姉弟が悲惨な行く末をたどったことを知り、これ以上事件を調べることを断念する・・・。一方、大日新聞記者・阿久津英士は年末の特集企画のため「ギンガ萬堂事件」を追っていた。青酸ソーダ混入・キツネ目の男・数々の挑戦状等々ネタはつきない事件だが、阿久津は犯人とおぼしき人物がロンドンにいたという情報に着目。事件前夜ロンドンでギンガ株が大量に買われていた事実もつかみ、株の線で事件に迫ろうと決意するが空振りに終わる。それでも緻密な取材を続ける中、犯人の名前や写真をつかみ、犯人グループの全貌を明らかにしていく。そして犯人グループの中で唯一所在がつかめた男・曽根達雄と会うため、阿久津はイギリスへと飛ぶ。ついに対峙した達雄の口から語られた事件の真相は!?

昭和最大の未解決事件といわれる「ギンガ・萬堂事件」を追う大日新聞記者・阿久津英士は、緻密な取材を進めていき、犯人グループの名前をつかんでゆく。一方、幼い頃の声を事件に利用された曽根俊也は、事件に関わっていた伯父・曽根達雄のことを調べていたが、同じように事件に利用された姉弟の行く末を知り、調査を断念。平穏な暮らしに戻ろうとした矢先、とある人物が自分の元へ訪ねてくる・・・新聞記者の阿久津が!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ、第三弾にして、完結編。
    昭和最大の未解決事件、『ギンガ・満堂事件』。

    新聞記者・阿久津は、所在が判明した犯人グループの1人と遂に対峙する。

    また、同じ加害者遺族の悲惨な末路を知り、自身の罪に苦悩する。

    罪を追う者と、罪を負う者。
    2人が会合する時、新たな運命が扉を開ける。

    生島親子に、幸多かれと祈ります。

  • 事件の真相が見れて良かった。良かった。
    子供たちを犯罪に巻き込むなんて
    (・`A´・)ダメ、ゼッタイ!!
    次はこれの映画観る。

  • 昨年おそらく一番面白かったと思った小説のマンガ化。ストーリーは知っているけど、思わずビジュアルにもみたいなと思わせる作品だった。原作は、双頭のキツネ目というグリコ・森永事件のストーリーとしては異色かつ、もとの職が新聞記者だったこともあり、リアルな新聞記者のストーリーが読ませる作品だった。マンガも、展開が素早いものの、要所はしっかり抑えられていて、原作を読んで膨らんでいる頭をすっきりと流れていく感じが心地よかった。いきなりマンガからだと、ちょっと勿体無いというか、話の深さが感じられないかもしれない。

  • 全3巻読了。
    事件の真相と、加害者家族のその後が描かれる。
    加害者家族のその後がまた壮絶で、母子再会シーンでは泣きそうになってしまった。

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著者プロフィール

1980年第19回『週刊少年サンデー』新人コミック大賞佳作でデビュー。代表作に北朝鮮拉致問題扱った『奪還』『めぐみ』があり、また戦記物『夢幻の軍艦大和』では、戦艦や戦闘機のリアルな描写が話題に。百田尚樹氏原作『永遠の0』では作画を担当。また執筆の傍ら子ども達の笑顔を支援する漫画化のNPO団体ビースマイルプロジェクトの代表理事も務める。

「2014年 『海賊とよばれた男(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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