レディ・ヴィクトリア 謎のミネルヴァ・クラブ (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065118184

作品紹介・あらすじ

夜になると棺から出てさまよい歩くミイラ。その噂に好奇心を刺激されたレディ・シーモアだが、所有者である伯爵との間には浅からぬ因縁があった。ミイラが安置された別荘でのパーティに招待されたレディは、いわくあり気な人物が集まる中、女性冒険家として名高いナポレオーネ・コルシと旧交を温めるのだが。
 19世紀イギリスを舞台に戦う女性たちを描く冒険物語の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 夜になると棺から出てさまよい歩くミイラ。その噂に好奇心を刺激されたレディ・シーモアだったが、所有者である伯爵との間には浅からぬ因縁があった。ミイラが安置された別荘でのパーティに招待されたレディは、曰くあり気な人物が集まる中、女性冒険家として名高いナポレオーネ・コルシと旧交を温めるのだが。
    19世紀イギリスを舞台に闘う女性たちを描く冒険物語の傑作。

  • ローズが身分や人種、血縁に捕らわれずに我が家を認識できました。
    良い職場で信頼できる人に囲まれて暮らせて幸せです。
    まだいろんなの事件は有りそうだけどきっと乗り越えて行けるでしょう。
    今後が楽しみです。

  • ゲストキャラの女性冒険家レオーネが素敵。現代であっても、海外へ女性が一人旅をするとなると簡単なことではないと思いますが、十九世紀となるとその大変さは相当なもの。交通も通信も今ほど発達しておらず服装はドレス、なにより女性ごときが、という男性諸氏からの無理解や偏見…そんなハードルを軽やかに飛び越える彼女は、二十世紀の私から見ても眩い存在です。

  • 2019/9/10(火曜日)

  • 誰が誰やらわからなくなった…。怪しげな人ばかり。ローズが健気。

  • 社交界を離れた若き未亡人と一家の使用人たちのミステリシリーズ4作目。今回はこの時代の抑圧された女性たちがテーマ。屋敷に飾られたエジプトのミイラが動きだすと噂の別荘に招かれた奥様と、初めて侍女を任された若きメイドのローズの冒険。

  • ローズってば、本当にけなげで可愛い。
    謎の秘密結社に動くミイラ?
    しかも、舞台は完全アウェイで味方もそろわない。
    でも、そこはチーム・ヴィクトリア、負けやしない。
    ラスト、ヴィタの決意に拍手。
    ただ、この作品、このレーベルでは次が最後なのだとか。
    でも、それでは完結しないそうなので、どうなるんだろう?
    大人の事情なんだろうけど。。。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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