キリンの運びかた、教えます 電車と病院も!?

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 194
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065119259

作品紹介・あらすじ

「なにかを運ぶことは、そこにこめられた思いをいっしょに運ぶこと。プロたちの、みがきあげた技と、チームワークに感動しました!」(著者)

いろいろなモノが簡単に手に入るようになった現代。
けれど、モノを届けるときには、必ず誰かがそれを運んでいるのです。
ふだん目にすることのない「運ぶ」プロたちの舞台裏を、ノンフィクション作家の岩貞るみこ氏が描きます!

【キリンを運ぶ】
岩手から、東京へお嫁に行くことになったキリンのリンゴ。
キリンをのせたトラックが、深夜の高速道路を走る!

【電車を運ぶ】
日本でつくられた866両の鉄道車両を、イギリスまで運べ!
いくつもの作業チームが困難に立ち向かう巨大プロジェクト。

【病院を運ぶ】
治療を続けながら、新しい病院へ移転する。
ひとつのミスも許されない、命によりそう病院の引越し。

<小学上級から>

感想・レビュー・書評

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  • 大人向けではあり得ない
    感動する話だった
    働く人たち皆一生懸命なのだ

  • 特殊物流をテーマにしたノンフィクション。
    通販などの利用で、子どもたちにとっても身近なはずの物流、けどきっとイメージがつきにくい分野。
    どれだけ多くの人がそれぞれの仕事を担い、安全に確実に、そして大切に物を運んでくれているのか、リアルな現場が見える一冊。

    現場仕事のアツさにグッとくるタイプの人間なので、どれも興味深くアツい気持ちで読んだ。(時に共感もしつつ…笑)
    大人目線では、こども病院の移転が特に泣ける。命のかかった責任感、続くトラブル、想像するだけで…

  • キリン、鉄道車両、こども病院を運ぶ
    どのものを運ぶときにも入念にリハーサルを行なう
    命がかかってるときはミスは許されない

    通信販売が多く使われるようになってきた
    今、私たちの身の回りにあるものも誰かが運んでくれたものであり感謝したい

  • 「運ぶ」という行為に着目して書かれたノンフィクション。同じ「運ぶ」でも、距離や運ぶモノが違えば注意するところは全く変わってくる。プロの仕事に脱帽。
    読んだ後日、他の動物園のキリンが運搬中に死亡の記事。改めて、運ぶとは難しい。

  • 自分たちの生活が“運ぶ人”にも支えられてるなと再認識。 本の内容は特殊な運ぶだけど、全ての運ぶにも安全性やコストなど色々な問題点をクリアしながら、関係者が協力していく姿に共感を得られます。

  • キリン、電車車両、病院の運送を追った児童向けノンフィクション。
    読みやすく、運送を依頼する側と請け負う側それぞれの仕事への熱意が伝わってくる。
    ただ、文章だけでは特殊な運搬は想像し切れないところもあり、図解などがあると更にわかりやすかったのではないかと思う。

  • 特殊運搬について、子どもが読んで分かりやすいよう噛み砕いて書かれたルポ。運搬という仕事の尊さがひしひしと伝わります。

    特に埼玉県立小児医療センター移転の話には、病院関係者の尽力と、彼らの使命感に寄り添う日本通運のスタッフの方々の二年にもわたる一大プロジェクトのドラマに、胸が熱くなりました。

  • キリン、電車、小児科病院の輸送や搬送について詳細にルポされていて胸熱でした。

  • キリンのお引っ越し、鉄道車両の輸送、病院の引っ越し
    この三つについてどう運ぶのか、ということが書かれています
    それぞれに運びかたはあるけれど、目的は一緒

    安全に運ぶこと

    いいですよね。物を運ぶ、プロとしていかに安全に運ぶのかをいろんな人たちの協力を得ながら考える
    自分の身近にあるものでも、これってどうやって運ばれてきたんだろうって考えるとなんだかワクワクしてきます

  • 「なにかを運ぶことは、そこにこめられた思いをいっしょに運ぶこと。プロたちの、みがきあげた技と、チームワークに感動しました!」(著者)
    「いろいろなモノが簡単に手に入るようになった現代。
    けれど、モノを届けるときには、必ず誰かがそれを運んでいるのです。ふだん目にすることのない「運ぶ」プロたちの舞台裏を、ノンフィクション作家の岩貞るみこ氏が描く

    【キリンを運ぶ】
    岩手から、東京へお嫁に行くことになったキリンのリンゴ。
    キリンをのせたトラックが、深夜の高速道路を走る!

    【電車を運ぶ】
    日本でつくられた866両の鉄道車両を、イギリスまで運べ!
    いくつもの作業チームが困難に立ち向かう巨大プロジェクト。

    【病院を運ぶ】
    治療を続けながら、新しい病院へ移転する。
    ひとつのミスも許されない、命によりそう病院の引越し。」

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、モータージャーナリスト。横浜市出身。おもな作品に、『しっぽをなくしたイルカ  沖縄美ら海水族館フジの物語』『ハチ公物語  待ちつづけた犬』『ゾウのいない動物園  上野動物園  ジョン、トンキー、花子の物語』『青い鳥文庫ができるまで』『お米ができるまで』『わたし、がんばったよ。  急性骨髄性白血病をのりこえた女の子のお話。』『もしも病院に犬がいたら  こども病院ではたらく犬、ベイリー』『未来のクルマができるまで  世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI』『キリンの運びかた、教えます 電車と病院も!?』『命をつなげ! ドクターヘリ2 前橋赤十字病院より』『ガリガリ君ができるまで』『世界でいちばん優しいロボット』(すべて講談社)など多数。





























「2022年 『法律がわかる! 桃太郎こども裁判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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