時間を止めてみたんだが (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065128367

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  • ある変顔をすると時間が止められる事が分かった。高校生らしく時間を止めて女子の胸を触ろうとするが、そこにはいじめ告発の手紙があったり飛び出しナイフがあったりトラブルばかり。クライスメイトと協力してトラブルを解決しようと奮闘する。
    ドタバタのコメディー感があるが一つ解決するとつぎが発生してとテンポ良く飽きさせない。
    色々と御都合主義の部分はあるものの楽しく読めた。

  • 口で鼻の穴をふさぎながら左目を閉じる……という変顔をしながら、息を止めている間だけ、時間を止める能力を身につけた高校生・笹森陽太。同級生の女子・芝原麗奈の胸ポケットに入っていた手紙を見てしまったのをきっかけに、能力を使って様々な問題を解決することになり、学校の中で殺人未遂事件が起き……。
    笑える部分も多いユーモアミステリだが、青春もの・学園ものとしても楽しめた。最初のうちはあえて道化を演じることでイジリという名のいじめを受けながらもリア充集団にしがみついていた陽太が、時間停止能力に唯一気づいた優等生の相沢と仲良くなってから色々と状況が好転していくのも良かった。

  • 時間停止能力を持った高校生の陽太。彼は学校の裏に#蠢#うごめ#く闇に気づくが!?〈文庫書下ろし〉

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著者プロフィール

藤崎 翔(ふじさき・しょう)
1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー「神様のもう一つの顔」(のちに「神様の裏の顔」に改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。


「2018年 『時間を止めてみたんだが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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