メーラーデーモンの戦慄 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 161
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065131367

作品紹介・あらすじ

「一週間後、お前は死ぬ」
メールを受信した人たちが殺害される!

傷心の藍川警部補は「青の館」へ。そこには訳ありの宿泊者たちが――。
         
驚愕の仕掛け満載!
『○○○○○○○○殺人事件』etc.
「援交探偵」らいちシリーズ最新作!

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」
というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 
「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。
被害者は全員、X-phone(サイフォン)社のガラケーを所有していたことが判明する。
一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、
小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。
らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!

感想・レビュー・書評

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  • まず致命的なネタバレは無いにしても、シリーズで読んでない話があると、登場人物や関係性がよく分からない仕様。ガラケーに殺人予告が送られて、1週間後に連続殺人鬼がやってくるという話がベースだが、サイコホラーでも何でもなく、わりとスケールの小さい話。
    動機はバカミスらしく、新しい感じだったが、総じて小説としてはガチャガチャしていていまいちだった。

  • 「一週間後にお前は死ぬ」 とある会社のガラケーに送られる死のメッセージ。 
    お客様を殺されたらいちは探偵として捜査を開始する。 浮かんでくるのはライバル通信会社の陰謀?
    一方、先頃の事件で傷心中の藍川警部は休暇を貰い謎のペンションへ・・・。 仮面を付けた宿泊者たちはどうやら上木らいちを知っているようで・・・?  推理合戦の末に行きつく驚愕の真相、二人の再会はいつ?


    ほぼ過去シリーズ必読。 シリーズ好きなら読んでおいていい。  
    中々ユニークなトリックがあって感心しちゃった。 

  • 今回は前巻でダメージ食らいまくりの藍川がメイン。
    しかし、らいちちゃんも相変わらずの方向から事件と向き合います。
    作中に作者本人が登場し、今までの作品関係者も登場し、緩さやイヤらしさは変わらぬものの、出版順に読んでいると豪華。
    これだけ豪華だと続編は出ないのかな?
    らいちちゃんが可愛いし、気軽に読めるシリーズなので、続編を読んでみたいです。

  • 動機からなんとなく犯人はわかったが、SMの人の心理的な部分はちょっと無理があるかな…。
    過去作の登場人物が再登場するのはよかった。
    藍川さんにスポットが当たるためか、らいちちゃんはちょっとおとなしめ?

  • ミステリ。シリーズ5作目。
    5章までは面白く読めたが、6章からは正直退屈だった。
    シリーズでのリンクがあるのは良いのですが、この作品だけでみると非常に内容が薄く感じる。

  • 今までの登場人物が続々再登場してくるのも楽しい、シリーズの集大成的な作品。これで援交探偵シリーズも完結ですかね。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生!「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X‐phone社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!

  • シリーズ5作目。メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールを受け取った人物が連続して殺害され…。今回は藍川刑事が警察とも、らいちとも離れた状態で推理をします。以前の作品に出てきた人がいたり、早坂吝氏がいたり、読者サービスは満点。相変わらずの下ですが、メタでもあり、社会派でもあり、伏線も完璧な本格です。ただ好みだと思いますが、私は推理小説として動機なども楽しみたいのに、読者への挑戦がしっかり作られすぎていて凄くよくできたクイズ問題を解いているように感じてしまったのが、少し残念でした。

  • 援交探偵シリーズ最新作。今回は「劇場型犯罪」とのことで、二重三重に劇場型の構成。推理合戦や複数のトリックを超えて犯人を絞っていく過程は読み応えがあり、相変わらず論理的。意外な?動機には脱力。次作(あるのかな?)にも期待大。

  • このシリーズここまでエロミスで引っ張れるのはさすが。シリーズ内外の既刊本とのリンクがあって読者サービス満点。文字化けの件とかTwitterのつぶやきとか、ニヤッとさせられる。張られた伏線もガッツリ回収されてスッキリする着地。

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著者プロフィール

早坂 吝(はやさか・やぶさか)
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。
2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。
同作で「ミステリが読みたい! 2015年版」(早川書房)新人賞を受賞。
他の著書に『虹の歯ブラシ 上木(かみき)らいち発散』『RPGスクール』『誰も僕を裁けない』
『探偵AI(アイ)のリアル・ディープラーニング』『メーラーデーモンの戦慄』などがある。




「2019年 『双蛇密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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