アイム・ブルー サッカー日本代表「もう一つの真実」

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065133736

作品紹介・あらすじ

木崎伸也×ツジトモ!

日本代表を最も愛する二人がタッグを組んだ!

混迷の予選を経て、チームはどのように成熟していったのか?


80%の事実と20%の創作――。

代表チームのキーマンに食い込み、ディープな取材を続ける気鋭のジャーナリストが、フィクションだから描き出せた「勝敗を超えた真相」――。

「スポーツナビ」の大人気連載、大幅加筆してついに書籍化!


〈監督は難しい選択を迫られた。

その判断を下すうえで背中を後押ししたのが、「背番号4」をつけた攻撃の主軸を担う選手だった――。〉

ワールドカップを戦う日本代表は、ときに空中分解し、ときに鉄の結束を見せてきた。

あのとき何が起こったのか? これから何が起こるのか?



【もくじ】

第1章 崩壊――監督と選手の間で起こったこと

第2章 予兆――新監督がもたらした違和感

第3章 分離――チーム内のヒエラルキーがもたらしたもの

第4章 鳴動――チームが壊れるとき

第5章 結束――もう一度、青く

第6章 革新――すべてを、青く

感想・レビュー・書評

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  • 諸ヨーロッパの中では
    小国クロアチアの
    ロシアW杯の躍進を見てしまうと
    日本がW杯本選で戦うことも夢ではないのでは?
    と思ってしまうが
    その壁は厚く何がベスト16とベスト8を隔てているのか
    いまだにわかっていない。
    だがこの本はその要因を少なからず示している。

    日本人の特質を理解して伸ばしてあげることが
    近道だからこそ
    外国人監督を連れてくるだけでは意味がなく
    縦に早いサッカー
    切り替えが早い
    ボールに組織的に守備するなど
    いくつかのセンテンスをメディアは喧騒するが
    それにとらわれすぎては何も生まない。

    日本人はカイゼンすることこそが
    是という真面目すぎるところがあり
    戦犯探しをしたところで試合に勝てるようになるわけではない。

    なぜ負けるか、なぜ勝てるかをしっかりと明言化して
    フラットに毎回勝ちにこだわり、相手に立ち向かっていく

    そこには上下関係関係なくいえるという事も欠かせないが
    常習化しているのは年長者がしゃべりだし
    クラブの格で意見を言うなど
    上が言ったことを当たり障りなく流している
    中間世代が存在する。

    一つのことをよくしただけではどうにもならない
    根性論や精神論にはあまりしたくないが
    みんなが同じブルーに染まって入れるか
    (同じ未来予想図を共有できていれば方法論なんかは
    本当はどうでもいい。)

    でもお金儲けの手段としてうまみを覚えてしまった
    日本サッカーでどこまでそれができるのであろうか。

    選手 協会 メディア サポーター それぞれの立場から
    できることから初めても遅くはない。

  • web連載の時はいまいち集中して読んでいなかったせいか面白いのか面白くないのかさっぱり分からなかったけれど、単行本になりまとめて読むと物語の流れが頭に入ってきて「なるほど」と感心する内容。
    木崎氏によほどなにか腹にたまるか頭に来ることがあってこのフィクション作品が生まれたのでは? と勘ぐってしまう。
    有芯のようなクレバーな若い選手が生まれてくることを願う。

  • まぁ、面白かった。

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著者プロフィール

「Number」など多数のサッカー雑誌・書籍にて執筆し、2022年カタールW杯では日本代表を最前線で取材。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『ナーゲルスマン流52の原則』(ソル・メディア)のほか、サッカー代理人をテーマにした漫画『フットボールアルケミスト』(白泉社)の原作を担当。

「2023年 『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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