世にも奇妙な君物語 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065137222

感想・レビュー・書評

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  • 2023.7.15 読了
    「世にも奇妙な物語」が大好きな筆者が描く朝井版「世にも奇妙な物語」。5編の短編集。

    初めて読む朝井リョウ作品。
    読み易く一気読みでした。TV版「世にも奇妙な物語」を巧く小説化させた感じで、物語の根底にヒタヒタと仄かに感じられる不穏な空気感があって面白かった。
    やはり小説家だからなのか「言葉」を題材に切り取ってキーワードにしている傾向は少しあるかな?それは筆者の狙いなのかな?というようにも感じた。

    第4話の大きなオチはすぐ分かってしまった。個人的に一番好きだったのはミステリー感が強めの第1話でした。

    「世にも奇妙な物語」のオマージュ的作品だったからかある意味安心して読めてしまった部分もあり、そこが残念ながら少しの物足りなさに繋がってしまったように感じたので☆4には届かず、という感想。

  • めちゃくちゃ面白かった。
    「ここ絶対、普段の朝井リョウが感じてることじゃん!」って思う場面が多々あって、朝井ファンとしてとても楽しめる作品。
    この本を書いた動機も朝井リョウらしい。
    構成、内容どれもが秀逸で、まさに
    「世にも奇妙な物語」

  • 筆者は日頃の心の引っかかりがたくさんあるんだなって感心した。私にはない観点。面白い。

  • 分かりやすくて面白い!
    これは最後まで一気読みしたい作品!

  • まさに奇妙なお話5連発

  • 帯の「オチがすごい!」にひかれました。
    「立て!金次郎」「13・5文字しか集中して読めな」が面白かったです。

    ですが、まだまだ私の読みが浅いのか、「リア充裁判」はちょっとオチがよくわかりませんでした…。

  • 世にも奇妙な短編集
    どのお話も最初はべつに奇妙ではない、
    まぁありそうな設定の世界
    だけどそれぞれの短編で最後には、え?っとなる。
    そして最後のお話しで、ええ?っと。
    奇妙なことはそれと気付かずに身の周りにあるのかもしれない

  • 世にも奇妙な物語ファンなのですが、どのお話もまさに世にも奇妙な雰囲気が溢れていて楽しめました。お気に入りの話は脇役バトルロワイヤルで、演者は至極真面目に全力で取り込んでいるからこそ読んでいる側は絶妙に面白くて凄く良かったです。どのお話も後味が少々悪くうわぁとなる展開が多く、それもまた醍醐味だと思いました。

  • 面白い。やっぱ朝井リョウさんセンスあるなー!

    朝井リョウさんらしく、現代社会をユーモラスかつ皮肉な感じで取り入れてるのがすごい。
    短い文へと楽な方へ流れる世の人々、盛りを感じる世の中のニュース記事、シェアハウスの核心、モンスターペアレント?的存在について、SNSでのリア充アピールの充満社会…


    そして第5話は特に朝井リョウさんの得意とするそれを最大に感じられました。ユーモアが特に強めな最終章で腕を見せつけられました。


  • 短編集が苦手と気が付いた今年の終わり。
    表題のままにちょっと奇妙な…
    もとい、ちょっと皮肉った話の5本立て。
    「何者」のときも思ったんだけど、朝井さんの文体が馴染まないみたい。
    根本的かつ個人的な問題
    今年の20冊目
    2018.12.15

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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