- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065139912
感想・レビュー・書評
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二つとも良いお話だった。
父と娘のお話。
まぁせめてフィクションの中でくらい、こういう再トライのチャンスがあると、救われるよね。
久しぶりにこういう家族の良い話を読んで心が洗われたような気がする。
って言うか子供が死んだ場合(親より先に)、地獄行きだったような気がしたんだけど記憶違いだったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4冊目。シリーズとして世界観もかなり定着してきた。ちゃんと考えれば解けるミステリー。このちょうどいい感が気持ちいい。
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2018年148冊目。毎度毎度ストーリーは申し分なし。トリックも犯人当てを意識したからか、捻りが効いてて楽しめた。まさかの沙羅の日常回は笑える。
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気持ちよく本にのめり込みたくて読みはじめました。
閻魔堂沙羅ちゃんのシリーズ第4段。
今回も魅力的な登場人物でとても楽しく読めました。段々と読んでる間に犯人の手がかりを掴もうとちょっとした動作や違和感に反応している自分がいることに気づきました。でもそうすると、みんながみんな怪しく見えてしまい、結局最後まで真相はわからないのですが。
また、今回は沙羅ちゃんの私生活を描いた短編も収録されていました。近寄り難い雰囲気の沙羅ちゃんですが、人間臭さが垣間見えておもしろかったです。
このシリーズを読むと私頑張ってるかな、全然頑張ってないんじゃないかな、と自問してしまうのですが、日々を楽しく、無理なく、周囲への感謝の気持ちを持って生活していくって事でいいかな!と自答しました。 -
いつもの短編が2つに、沙羅の日常が1つ。
沙羅の日常は設定がブレるように感じたため、蛇足だと思える。
短編は、貧乏中学生の撲殺、元ヤクザの射殺の話。
貧乏中学生の話は親子関係が気持ちよくて楽しめた。最後に掲載してた挑戦状の対象作品なだけあって、いつもより謎解きの論理が綺麗だった。
元ヤクザの話は主人公の察しが悪すぎて殺されたように感じた。銃を受け渡した後に銃撃時間があったなら、銃を返されたからって受け取ったら駄目でしょう。
どちらも親子関係がすっきりしてたおかげで楽しかった。娘が快活な様子が気持ちいいだけかもしれないが。 -
【収録作品】向井由芽 13歳 中学生 死因・撲殺/閻魔堂沙羅の日常/久保達樹 47歳 元ヤクザ 死因・射殺
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中学生の由芽は気づいたら死んでいた。閻魔大王の娘・沙羅は私を殺した犯人を当てれば生き返らせると言う。そういえば、最近変なことが続いていた。担任の不倫写真が撮られたり、ダメ親父の描いた絵が高値で売れたり、なによりナイフで脅されて一度解放されてから撲殺されたり――。鍵は、不可解な状況を繋ぐ点と線。由芽はたった一人の家族のため、霊界の推理ゲームに挑む!