- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065145920
作品紹介・あらすじ
「自分は非リア充だと思う」
20代未婚男女の約7割がそう回答する平成末期ーー。
暗い未来には誰よりも先見の明がある
”非リア充”こそ、新時代の勝ち組だ!
(※ゆえに日本の未来はまだまだヤバい、、、、、、)
『負ける技術』『ブスの本懐』の著者がおくる、
新時代の生き方マニュアル!
推しへの投資やビットコイン運用(ただし早々に爆死)、ソシャゲ課金で経済を回し、ネット上では政治家より雄弁。平成末期、気付けば社会を動かすのは、半笑いで職場の片隅に生息する”非リア充”だった!? 妄想力を武器に、エコでコスパ最高な幸福を追求するヤツらこそ、新時代の勝ち組だ!<文庫オリジナル>
感想・レビュー・書評
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安定の面白さ。文庫オリジナルで発売されるときき書店まですっ飛んで買ってきました。サインガチャ付き。
ろくでもない今日の日本においては、非リア充こそが低燃費安定型コスパ最高なのだ!というコラム。これはガチで真理。
同じくリアルが非充実側の人間なので怒涛の爆笑&共感の嵐に巻き込まれながら最後まで読み切った。
結婚してるなら非リア充ではないという風潮は確かに遺憾である。結婚してても「なんかいいことねえかな」「拙者がいる場所はここではないでござる」とお空を無気力に見上げてつぶやく主婦は往々にして存在する。
「IT用語」「時事漂流」のコラムもめちゃくちゃ面白かった。何が面白いってカレー沢薫先生が無職なところが面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鋭いのかボケているのか分からない独自の語り口が大好き。著者の歴代のエッセイのなかで一番好きかも。
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リア充ではない奴が一番コスパ良く人生を生きていけるという本だったけど、非リア王のコラムより後半に載ってたIT用語をカレー沢さんが解説するコラムの方が面白くて何気に勉強になった。
なんだかそう言う所もカレー沢さんっぽい。 -
安心して読める面白さ。「IT用語」で知っている言葉と知らない言葉の温度差が面白かったです。
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あらゆるネガティブな価値観を無理やり反転させる孤高の革命家、カレー沢薫御大によるエッセイ集。
タイトル通り非リア充こそ勝ち組というアンチ・テーゼを示す「非リア充」は、編集者の力量不足ともいうべきか、あまり面白くなく、ベストなのは御大が見聞きしたこともないIT用語を自己流で解釈して説明する「IT用語」のパートである。
これを読むと、IoTを「Internet Of Things」の略語だと思っていた過去の自分を殴りたくなるし(カレー沢薫御大によるIoTの正しい意味は、ぜひ本書を読んでほしい)、クラウドについても「クラウドコンピューティング」の前に「FF7のクラウド」を思い起こすのが正しい気がしてくる(なにせ、FF7のクラウドはあまりに同人誌での人気ぶりに、森が一つ消滅したとされているらしい。AWSの同人誌で森が消滅したか?、いやしていない)。
IT業界の方々には、自らの知見を深める意味でもぜひ読んでいただきたい一冊。 -
電車で絶対読んじゃだめ!
吹き出すところばかりなのだけど、ハッとしたりどきっとしたりするところもたくさん。
カレー沢さんの言葉の選び方、好きだなぁ。 -
第2回(テーマフリー)
チャンプ本