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- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065155813
感想・レビュー・書評
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長崎の小学6年生コウ(耕治)のもとに見ず知らずの女の子から手紙が届く
差出人は秋田の小学6年生ホノ(穂乃果)
優秀賞をとったコウの作文を読み、コウに頼みたいことがあるという
その頼みとは、離婚してなくなってしまったホノの母の秘密を解いてほしいというものだった
「キッチンの本当の名前はなんでしょう?」
ホノの母が残した謎のヒント
高校の修学旅行で行った長崎で出会った二十年前の奇跡の出来事とは
長崎と秋田
遠く離れた2人が手紙をやりとりしながら真実に迫っていく
4月から1年間つづく1か月に一往復の文通というゆったりとした設定
小学生が書く手紙のていねいでやわらかな言葉づかいに心がなごむ
作中の子どもたちに常にあたたかいまなざしを注ぐ福田隆浩の真骨頂詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆5。書簡形式児童書の傑作といえる。ちょっと萌えた。
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小6の顔も知らないふたりが交わす往復書簡。読みやすくて子どもたちもあっというまに読了。ああ良かったと喜んでた。大人はすぐに横から口をはさんでしまうけど、そんなものを跳ね返す子どもたちの感性は素晴らしいなあとあらためて思った。