私が失敗した理由は (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.03
  • (11)
  • (62)
  • (93)
  • (48)
  • (15)
本棚登録 : 1262
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065156704

作品紹介・あらすじ

成功の秘訣、それは失敗しないこと!? 順風満帆な人生が続くと思ったら大間違い。道を大きく踏み外してしまった男女が織りなす、疾風怒濤のミステリー! ある日、パート先の同僚イチハラが大量殺人事件を起こしたと聞いた落合美緒。美緒は事件の夜、コンビニで偶然イチハラに会っていた。それを思い出した美緒は、あることを思いつき――。イヤミス女王、真梨幸子が放つ壮絶な群像劇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私にとっては初真梨作品。
    『私が失敗した理由は』という本を作るにあたり、それぞれ失敗した人々に失敗した理由を問うていく作品。

    まず、登場人物が多過ぎて困り、人が死に過ぎて戸惑い、読み進めては戻りを繰り返して何とか読了。

    作中に真梨幸子本人が登場するなど、奇抜な設定は面白かったが、総じてこの作品は私には合わなかったようだ。

    同著者の積読は数冊あるので期待しよう。

  • イヤミスの女王と、タイトルにひかれて読んだ。
    パートの休憩室のよくある風景かなと思っていたら、殺人事件に発展し、登場人物が多くて目まぐるしかった。
    過去に読んできた真莉さんの作品と若干テイストが違う気がする。
    確かに私も生活して行く中で、失敗はしたくない。
    そして、ときめきは欲しいけど。


  • 登場人物が多くて何回か考えながら読んだ。誰が死んで誰が殺したか…とかが結構ごっちゃになった。推理はことごとく外れた。人がとにかく死に過ぎだけど、ストーリーは面白かった。

  • 真梨先生の作品だからと期待が大きすぎてしまったのか、、、、

    初期の頃の真梨先生の作品が結構好みで、この作品もとても読みやすいのだが、期待度が高過ぎてしまうのか??

    登場人物が兎に角多い為、この名前どこかで見たかもな??と思うも思い出せなかったり(⌒-⌒; )

    自分が歳をとった為なのか??(~_~;)

    でも、読みやすさは流石の真梨先生!
    グイグイ物語に引っ張ってかる力は感じるし、やっぱり真梨先生の新しい本が出版されていたらまた購入してしまうだろうなぁと思う(*^▽^*)


    そして、、、、

    犯人は!あなたかよ!!(笑)

  • この人のこういうところがわかる!
    て人が1人もでてこない。いるのだろうけれど。
    惹かれない。意図にはまってるのかな。

  • 真梨幸子作品、初めて手に取ってみた。
    イヤミスだと聞いていたけど、
    読み終わった今現在、それほどイヤな気持ちにはなっていない。
    章ごとに視点がコロコロ変わって、話が進むごとに登場人物がゴロゴロ増えるので、感情が動く前に、話を整理しながら読まないといけないから忙しい。

    以下、少し内容に触れる。

    おそらくは東京近郊の、とある街のタワーマンションで起こった一家4人殺害事件。
    驚くほどあっさりと起こったその事件を皮切りにして、どんどんと話が転がっていく。
    軸になっているのがタイトルにあるように「失敗」。
    登場人物がとにかく多くて、まあそのほとんどの人が些細な、ときに大きな失敗を経てストーリーに絡んでいくのだが…、

    もうびっくりするぐらいみんな死んじゃう。

    死んじゃうというのがイコール最も大きな失敗ということなんだろうか。

    そしてびっくりするのはその死が本当に唐突であっさりなところ。…スペランカかよ。
    たぶんこういう書かれ方なのであんまりイヤな感情がわかなかったのかな。

    話自体はとても面白い。
    よく練られてるなーと感心する。
    登場人物にはまったく共感できないんだけど、わりと勢いで読めてしまうので、
    読み終わった後もう一度読み返すと、
    ああここで伏線張ってたんだな、というのもわかって思わず膝を打った。

    他の作品にも手を伸ばしてみようっと。


  • 読めば読むほど、気が重くなる。、

    同じスーパーで働いてた人間が、
    タワーマンションに住んでる人物と交差し

    出版社をつくり「?」簡単にできる?
    「あなたは何故失敗したのかと」テーマをそれで縛り本を作ろうとするが
    まあそこは真梨幸子先生
    孤虫症「真梨幸子の作品」とかでてくる、??
    暗い暗い。ちょっと飽きたかもしれない。そろそろ足を洗おうかな「読むことを」と思いながら
    何か中毒性があるのか、また手にとって読む?

    ちょっと相関図を作成して読まないと、訳が分からなくなる、
    同じパターンで、繰り返し〜
    いったん誰が犯人なのか当方さっぱり分からないと言うより
    まあどなたか教えてくださいな。
    ぐじゃぐじゃになる。
    こんな時節はもう少し明るめ、元気になるのを読んだ方がいいね。

  • みんな軽々と転落していく様子は、ある意味笑ってしまいます。

  • なんか、くどい。
    登場人物多い。
    でも、読んでしまうとこね。

  • 真梨幸子『私が失敗した理由は』講談社文庫。

    全く面白くない。感想を書くのもバカらしいほどつまらない。真梨幸子はどんどん筆が荒れているように感じるのだが。

    本体価格760円
    ★★

全83件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真梨幸子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×