- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065161449
作品紹介・あらすじ
いまも聞こえる君の声に励まされ、勇気をもらって、僕はこうして生きている――京都大学iPS研究所所長・山中伸弥氏の言葉です。山中氏をはじめとする15人の友が、天才ラガーマン・平尾誠二と過ごした人生の宝物のような日々、そして、いま平尾が語りかけてくることを綴ります。平尾誠二は、いまも人々の心の中で生きているのです。涙なしには読めない、喪失と再生の15の物語――なぜ君といると、あんなに楽しかったのだろう。そして、平尾誠二とワールドカップを見たかった‥‥。
感想・レビュー・書評
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自分はスポーツに関心がなくましてやラグビーのことも全く知らず、山中伸弥先生に興味があって手に取った「友情」の一巻目を読了するまで恥ずかしながらこの方のことも全く知りませんでした。ファンの方に怒られますね(笑)
でもこれを読むとラグビーがどれほどチームワークが大事なスポーツであるかがよくわかる気がしました。流行語大賞になった「ワンチーム」も、自分には正直「?」でしたけど、これを読んだら、まさに選手だけでなくそれに関わる人々みんなを含めて「ワンチーム」なのだな、と感じました。
ここに書かれた平尾さんと言う人の素晴らしさがよく伝わるのと同時に、彼の生前言っていた思いやアドバイスなどの多くの言葉がそのまま多くの人の人生訓や生き方として大いに参考に出来るということも感じました。
ラグビーや平尾さんを全く知らない人間がこれだけ感動できるのですから、良く知る方々にとっては心にしみわたるような数々のエピソードだと思われます。
中高生にお勧めしたいですね。そして私のように全くその世界に興味のなかった人にこそ読んで欲しい良書だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
慶応戦のトライさせろ、という戦略は戦慄もの。
有名な話なんでしょうが、当方初めて知った次第。
このエピソードだけでこの本を読む価値あり。
天才とはかくあるもの。 -
平尾さん人間力あり素晴らしい人だった事が分かりました。
今日のラグビー人気、低迷期での提案が花開いたのでしょう。
人としての振る舞いが記載してあり、身になった -
前作が、山中先生と奥さんで書かれていたのに対し、今回は選手仲間やその他の友人による寄稿集。多くの友人・関係者がいて、誰もが自分こそ親しくしていた、と思っていた中で、山中先生と奥さんがバランスをとるために出版したのではないかと感じた。いろんな人からの平尾像が浮かび上がって楽しめるが、一番おもしろかったのが、波長の合わない人との会食で「ごめん、おれ、帰るわ」って帰ってしまう話。そういう所が一番かっこいい。
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天才・平尾誠二の友、ノーベル賞受賞の山中伸弥氏が編者となって作られたこの作品は、彼への鎮魂歌でもある。2019年の今、平尾誠二とワールドカップ日本大会を見たかった。
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それぞれの方が語るエピソードが見事に補足しあいながら、平尾さんの人柄を知れる素晴らしい一冊です。
平尾さんは、「類は友をよぶ」という言葉通りの人生を歩まれたのだな、とよくわかります。そして、本当に気遣いの人。
平尾さんのご家族についての言及もあるので、巻末に載せられている平尾さんのご家族の寄稿をまず先に読んでから他の方々の文章を読むことをおすすめします。
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レジリエンス 対応力 という言葉を
知りました。
生き方、立ち回り方が
すごくかっこいい。
周りにいた方々が平尾さんの
人柄を紹介したような
どのエピソードも
涙なしには読めませんでした。
ラグビーとは縁も無かったけど
名前は知っていた、そんな存在でした。
W杯でラグビーに惹かれて
この方、この本にたどりつきました。
表紙の笑顔が素敵。
亡くなられたのが残念でならない。
W杯日本開催みて欲しかったです。
お孫さんにも会ってみて欲しかった。 -
平尾誠二という人がどんなにすごい人物なのかという事が、よく分かった。
死に対する考えについても、深く納得がいった。 -
山中先生はじめ沢山の人と強い絆で繋がった友人の寄稿で出来た一冊。ワールドカップ日本大会