舌戦 百万石の留守居役(十三) (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065163245

作品紹介・あらすじ

加賀藩邸は無頼の襲撃を甘んじて受けたのか。不祥事を咎める評定所に臨んだ百万石の筆頭宿老・本多政長。神君家康の懐刀と言われた本多正信の血筋の登場に、評定所の面々は圧倒され、本多の仇敵、老中大久保忠朝は目を剥いた。黒のものを白にする。留守居役顔負けの舌戦の火ぶたが切られた! そして数馬も義父・政長を援護するため、江戸城を駆け巡る。そして陪臣の身でありながら、政長の将軍綱吉との謁見の日が訪れる。加賀藩と本多の命運のかかった緊迫の謁見の行方は? 大人気シリーズ、第十三巻!

感想・レビュー・書評

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  • 百万石の留守居役シリーズの13作目。
    2019.06発行。字の大きさは…小。

    字が小さいので読むのに苦労しますが、このシリーズは、毎回楽しみにしています。
    瀬能数馬と奥様・琴の活躍を中心に、毎回楽しみにして読んでいます。

  • 評定所と上様に呼び出された本多。色々な敵を撃破しながらの息詰まる展開に、あっという間に読み進められた。
    再度、1巻目から読み返してみたところ、細かい経緯を忘れていた自分に愕然とする。主人公は多数の功績をあげてはいるが、藩主も本多の岳父も、使い捨てに近い育て方をしていたんですね!

  • シリーズ第十三弾。
    (上田さんの別シリーズと併読しているので、“ひとり上田秀人フェア”な状態 笑)

    今回は、まさに“本多劇場”でした。
    江戸で政長翁が冴えまくる一方、金沢では息子の政敏が剣吞な藩士たちの思惑に巻き込まれようとしています。
    今後の本多ファミリー、そして数馬を見守りたいと思います。

  • 今回は後始末のみで、盛り上がりに欠けましたかね?

  • 強くなる娘婿
    その婿に最強の喰えない狸として見せつけた本多政長
    どれだけ百戦錬磨なんだか

  • 綱吉の治世、加賀百万石の若き居留守役として苦労の毎日を送る瀬野数馬のシリーズ13作目。なんとなく貫禄がついてきたような気がするけれど舅の本田政長の足元にも及ばない。江戸城に呼び出された政長は切り抜けられるのか。国許でも策謀が。まだまだ気が抜けない。

  • 数馬の岳父、本多政長が本領発揮! 百戦錬磨の弁舌は加賀を救えるか?〈文庫書下ろし〉

  • 舌戦 加賀百万石の留守居役(13)

    講談社文庫 う-57-32.

    著者:上田秀人(うえだ ひでと)
    発行所:株式会社講談社



    978-4-06-516324-5 c0193¥660E.

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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