ロボ・サピエンス前史(上) (ワイドKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 298
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065168868

作品紹介・あらすじ

ロボットが、ヒトと同じように街中を歩く未来。流れゆく時は、ヒトに、ロボットに、どのような変化をもたらすのか。ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれる未来の世界像は、1つの終着点へと収束していく。この世界の行く末を丁寧に夢想した、ロマンティック・フューチャー。

感想・レビュー・書評

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  • 超長期耐用型ロボット・タイムノート(時間航行士)のお話し。星間旅行、放射能汚染物質の管理など、人間のライフ・サイクルの中では納まらないミッションの合間に、孤独な金持ち老人の思い出の謎に迫る話、ラスコーの壁画から現代までを一気に時間旅行するエピソードや各地の様々なニーズにこたえるアンドロイドの話がアンソロジーのように集められている。

    「AIがヒトを超えた未来」という煽りが目に付いたのだが、それぞれのお話しは意外と古典的で、どれもどこかでみたようなストーリーばかりだ。

    むしろこの作品の特徴はシンプルな線、デザイン的な画面構成の中に滲みでてくる独特な浮遊感である。一つ一つのコマは明快に描き切ってあるのに、明快さの連続の中からぞっとするような時間・空間感覚が表れている。

    キャラクターが何人か登場しているが、これらが下巻でどう絡まっていくのか/いかないのか。

  •  未来SFになってもシマトラさんの作風はそのまま。ロボットが優秀なのはいいのだけど、人類として読んでいると、人類の立場がどんどん薄くなっていくのが寂しい。擬音がほぼないしセリフも少なくて、読んでいて静かな気持ちになる。

  • シンプルな絵とシュールな背景、未来に迷い込んだようです。ロボットが主人公でとても静か。未来は本当にこんな感じかも。放射能処理施設を守るロボット、外の世界はどうなってるのか、人間はどうなってるのか考えると少しゾクリとします。

  • このマンガがすごい2020オトコ編第2位。ロボットとの結婚も可能になった未来。この手の世界観はおじさんなので星新一さんの方が好きかも。

  • 難解??

  • この世界観好きだなあ

    • 泣けるさん
      この世界観好きだなあ
      この世界観好きだなあ
      2021/08/29
  • 絵がタイプ。

  • 上下巻、読了。
    漫画ではありますが、絵本に近い感じ。
    描き込みは少ないけれどアート感のある絵柄、寓話的なストーリー。
    星新一や手塚治虫・火の鳥のようなテイストがあります。

  • 【あらすじ】
    ロボットが、ヒトと同じように街中を歩く未来。流れゆく時は、ヒトに、ロボットに、どのような変化をもたらすのか。ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれる未来の世界像は、1つの終着点へと収束していく。この世界の行く末を丁寧に夢想した、ロマンティック・フューチャー。

  • これから読む。

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著者プロフィール

1961年生まれ。2000年「エンリケ小林のエルドラド」(青林工藝舎)でアックスマンガ新人賞佳作を受賞しデビュー。2008年、『トロイメライ』(青林工藝舎)で手塚治虫文化賞新生賞を受賞。著書に『九月十月』(小学館)『ロボ・サピエンス全史』(講談社)など。

「2019年 『片岡義男COMIC SHOW』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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