うちの旦那が甘ちゃんで 5 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065171233

作品紹介・あらすじ

女を騙して金を巻き上げる「色悪」というものが江戸を荒らしている。とはいえ、騙された娘たちが誰ひとり訴えようとしないために奉行所も手の打ちようがない。そこで、沙耶が囮になって色悪を捕まえようということになる。そのため、沙耶は「男に騙されやすい女」になるための修行を積むことに。そして男心を学んで犯人を逮捕するのであった。

感想・レビュー・書評

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  • うちの旦那が甘ちゃんでシリーズの5作目。
    2019.09発行。字の大きさは…小。

    毎回、沙耶と月也の掛け合いを楽しみにしいる。今回は、沙耶と月也の掛け合いが4作目よりすくなくて、少しガッカリする。
    前回から沙耶の作る料理に注目している、自分でも作れないかと思っている。いつか作ってみたい。
    今回は、1作目の女のネットワークの第2弾として「沙耶組」の結成となった。
    今後この沙耶組がどう機能して行くのか楽しみである。
    次回を楽しみにしている。

  • 「この事件はまだ終わっていなかったのだった」

    いや
    そりゃこれで終わりはないでしょう.

  • #読了 今回も面白かったけれど、月也の活躍があまりなかったのが少し残念。終わり方からすると、月也の活躍は6巻の方になるのかな?
    沙耶と月也が誰がどう見たって相思相愛なところ、沙耶の世間擦れしてないけれどそれが当たり前だと思わないところ、月也が同心としてでなく人として他人から好かれているところが、この作品の大好きなところ。
    沙耶の料理や、作中に出てくる料理はどれも美味しそう。家庭でも作れそうな料理のレシピ集とか出してほしい。

  • 女を騙して金を巻き上げる「色悪」が横行。沙耶が騙されやすい女になって犯人に迫る!

  • いつも通り

  • 甘ちゃん旦那五作目。

    説教所がからんで大店の娘をだます「色悪」を追う月也と沙耶。
    沙耶が囮となるため付け込まれそうな女になる練習をする一方、
    月也の方は盗人たちに潜入捜査をしていたが、
    結果的には一網打尽に。
    その手柄を北町奉行所に譲ってしまう始末。

    江戸の女たちで沙耶会が結成されたが、
    ちょっと大げさになってきたような。
    それにしても1作が短すぎる。

  • 商人の娘など、家が金持ちの娘が騙される事件が続く。
    そして悪いことに、本人は断じて騙されたと、思っていないので、被害届を出さない。結果、事件として訴えられていないのだ。娘が手引きをして、泥棒に押し入られる事件も同時に起こっていた。これも、手引きが自分の娘だけに、被害者も奉行所に届けを出さない。

    こんな複雑な様相の事件に月也、沙耶夫婦がまたしても駆り出された。

    沙耶は、彼女を大好きな奥さんや、芸者など女連中に祭り上げられ、とうとう『沙耶組』が立ち上がることに。

    いやはや、ウーマンリブならぬ、江戸市中の女連!!活躍。

  • あらすじ(背表紙より)
    女を騙して金を巻き上げる「色悪」というものが江戸を荒らしているらしい。だが、騙された娘たちが誰ひとり訴えようとしないため奉行所も手の打ちようがない。そこで、沙耶が囮になって色悪を捕まえる算段となった。沙耶は「男に騙されやすい女」になるための修行を積むことに…。大人気書下ろし時代小説。

  • 沙耶がやっぱり月也に似てて、お嬢様らしくぽやぽやしてる。似たもの夫婦。
    素直で心根が綺麗だから、つい周りの人が手を貸してしまうんだろうなというのはわかります。色悪もそんなに悪人っぽくもなく、全体的にほんわかムード。

  • 遂に沙耶様宅に家事を手助けする女中さんを置くことになりました。近所に住むお嫁入り前の若い娘さんですが行儀見習い的な奉公ではないようです。お名前をゆりさんといいます。
    ひとごとながらフルタイム勤務と家事の両立の状況改善にほっとしました。

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著者プロフィール

1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風を持ち味にしている。小説には『大正野球娘。』『三国志』『金四郎の妻ですが』『捕り物に姉が口を出してきます』『うちの宿六が十手持ちですみません』『帰蝶さまがヤバい』『ありんす国の料理人』『あやかし長屋 嫁は猫又』『恋文屋さんのごほうび酒』『七代目銭形平次の嫁なんです』などがある。

「2023年 『うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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