十角館の殺人(1) (アフタヌーンKC)

  • 講談社
3.99
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065175118

作品紹介・あらすじ

孤島に建つ十角形の奇妙な館を、大学のミステリ研に所属する7人が訪ねる。この館を設計した中村青司は、半年前に謎の焼死を遂げていた。そして、凄惨な殺人劇が、幕を開ける――。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」!

感想・レビュー・書評

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  • 原作に忠実。
    どういう風に描くのか興味津々だったけど、なるほど❗
    あれなら初見の人も楽しめるし、知ってる人も面白い。

  • 家族が借りてきたのを読んでみた。
    絵が少女漫画寄りなので読み始めは少し違和感があった。
    昔むかーしに小説を読んだのだがほぼ覚えてなかった。
    残りの巻も読んでみよう。

  • 孤島に立つ不思議な形の十字形の館。
    K**大学のミステリ研の面々。
    島と本土、二つの場面を舞台に、凄惨な殺人劇が、今、幕を開ける。
    犠牲者となるのは、誰なのか?

  • ブクログに漫画は登録しないけど、これだけは。絶対に映像化は無理と思ってたけどなるほど。初読の人もこれをきっかけに館シリーズを読んでほしいな。

  • 原作既読なので、コナンくんの性別改変に驚き。
    とはいえ、とても可愛いのでコレはコレであり。
    確かに、映像化は難しくても漫画化は出来るとはっきりしたね。凄い。

  • 孤島に建つ十角形の館を訪れたミステリ研の七人。その館を設計した中村青司は半年前に本邸で謎の焼死を遂げた。一方、本土にいる江南の元にその中村青司から手紙が届く。謎を辿る中で出会った島田とともに、過去の事件を再考していく。

    綾辻行人先生の傑作ミステリをコミカライズ。原作は既読。十角館という奇妙な館の造形や、各登場人物のビジュアルなど、絵として見るとかなり新鮮で楽しい。島の風景描写なども丁寧で臨場感たっぷり。キャラは概ねイメージ通り。島田はもっと快活なイメージを勝手に抱いてたけど、小説の表現だと確かにこんな造形になるよね。何よりも江南くんが女体化している!ぼくはコミカライズならではの表現として肯定派かな。もしかしたら、こういう改変部分が今後効いてくるのかも。

    原作既読の方はにやにやポイントがたくさんあるのだけど、それが素直に進むのか、一捻り来るのかという部分に期待。千織の死んだ原因についても改変されているので、そこもどうなるのか。惨劇は始まったばかり。島、本土という二つの舞台で巻き起こる謎の数々。あの小説をいかにコミカライズしていくのか楽しみ。

  •  原作は勿論読了済み。
     どうコミックで展開するのか楽しみに手に取る。

     ワトソン役のコナンくんが、女性になっている。
     あの要素はあんな感じに表現されているが、読者のにやにやを吹き飛ばす結末であってほしい。

     コミカライズに当たって、細部はおろか犯人まで変えてしまってもいいと思うんだよね。
     物語の中に齟齬が無ければ。
     本格は読者をうならせてなんぼ。
     できのいい原作を上回るなら、どんな改編も受け入れる用意で、続巻を待つ。

     ・・・ということで、1巻はプロローグ的な部分で、まだ事件は起きていない。
     何巻まで引っ張るのかわからないけど、楽しみに待つ。

  • スマホ!?Wi-Fi!?…と最近のものも出てくるけどすごくよくできてると思う。

  • 最初キャラのクセやノリについてけなかったがだんだん続きが気になり始めちゃいました

  • 全5巻読了。
    原作を最近読んで衝撃を受け、コミック版の存在を知り、読んでみました。
    原作の完成度もすごかったけど、コミック版の完成度もすごい。ただ坦々と漫画化するだけではなく、さらに改良されて、より高みに達している。

    原作でオチを知っていて読んだので、純粋な推理ものとしては楽しめなかったが、知らずに読んでいたらどうだったのだろうか。
    無垢な状態で読める読者が羨ましい。

    私は、つどつど話を作りながらダラダラと連載を続ける作品があまり好きではないので、はじめから全巻通しできっちり計画されて作られているこのような作品は素晴らしいと思う。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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