- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065175675
作品紹介・あらすじ
頑張らなくていいんです!
メンタルが強い子どもに育てるには、子どもをダメにしている、まずその悪い習慣をやめよう!
14歳になっても自分でトイレに行くことを決められない子。
教室中のみんなから「意地悪」と言われる子。
自分でやると時間がかかるからという理由で友達の宿題を丸写しする子。
でも親たちは一生懸命子育てをしてきたつもりだったのだ。どこが間違っていたのだろう?
本書では、実際に著者のクリニックを訪れた、そうした親たちの悩みを聞き、親に悪い習慣をやめさせただけで劇的に子どもが自信をつけて成長していった実例を示します。
子どものためと思って、つい親が先回りして子どもを守ったり、管理し過ぎたりしていませんか? 「何かをやる」より「何かをやめる」ほうがカンタン。頑張り過ぎず、肩の荷が下りる本です!
習慣01:わが子に被害者意識を持たせない
習慣02:罪悪感で甘やかさない
習慣03:わが子を世界の中心にしない
習慣04:過保護にならない
習慣05:わが子の言いなりにならない
習慣06:完璧を期待しない
習慣07:わが子の尻ぬぐいをしない
習慣08:わが子を苦しみから守らない
習慣09:わが子の機嫌を取らない
習慣10:わが子の失敗を防がない
習慣11:しつけとお仕置きをはき違えない
習慣12:とりあえずの解決に走らない
習慣13:自分の価値観を手放さない
【良かれと思って、かえって子どもの害になる親】
―子どもの失敗を防ごうとすべてを管理して指図する「ヘリコプター・ペアレント」
―SNSの影響で、ついまわりの親と張り合ってしまう親
―送り迎えや宿題のチェックなど、わが子のために尽くし過ぎる親
【あなたの子どもは大丈夫? 親に依存しすぎていない?】
―自立が辛くて、社会人になってから実家に戻ってくる「ブーメラン・チャイルド」
―ほめて育てる子育て方針で大量発生した、「自分が大好きな子ども」
―泣いたり叫んだり脅したりして、「親を支配する子ども」
わが子がつらい目に遭わないよう、親が一生、守ってやることはできない。でも、メンタルの力を鍛えるエクササイズを教えてやれば、子どもは自分で苦しみを乗り越え、強くなり、向上するチャンスをつかめる。
*本書は、2018年4月に刊行した単行本『メンタルが強い親がやめた13の習慣』の縮約版として、書名を変更して出版したものです。
感想・レビュー・書評
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20代の頃に大切な母、夫、義理の父と死別をし、セラピストとして活躍した著者による、子育てにおける強いメンタルを持つ方法。子どもに強いメンタルを持たせるには親がまず変わることの大切さを教えてくれます。
ネタバレっぽい話を下記にまとめました。
https://hide336.hatenablog.com/entry/parenting_13mental詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なるほどねー
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子供には自分のようになって欲しくないと思い読んだが、逆に自分が救われてしまった。手元に置いておきたい本の一つになった
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親が、「太陽は君のために昇り、君のために沈む」というメッセージを送り続けたら、子どもは世界が自分よりずっと大きいことを学ばずに大きくなる。
「世界は自分より大きい」と気づかせるカギは、畏敬の念を抱かせること。
子どもと言い争うのは、いくつかの点で、親の権威を手放す行為だ。まず、冷静さを失うと、「反抗すれば、親の感情を操れる」と子どもに教えることになる。子どもはあなたの怒る顔が見たくて、面白がって反抗するだろう。2つめに、言い争っている間は、親に言われたことを先延ばしにできる。
「川の石のエクササイズ」
完璧でないことは、あなたをダメにするんじゃない。ユニークにするんだ。
子どもに当然の報いを受けさせるときは、怒りではなく、共感を示すこと。「練習に参加できなくて悲しいね。でも、次はシューズを忘れないだろうからプレーできるよ」と言おう。
「シロクマの実験」
このエクササイズのポイントは、行動を変えれば考えも変えられる、ということ。子どもがイヤな気分になることをくよくよ考えているときは、手を動かすように言えば、気分が晴れるカギになるだろう。
あなたが短気になると、どんな兆しが見えるのか、子どもに話してあげよう。それから、説明してほしい。ストレスがたまったり、疲れていたり、イヤなことがあったとしても、誰もが行動を選べる。そして、気を長く持つための対策が取れる、と。
気を長く持てば、心にもないことや、あとで悔やむようなことを言わなくて済む。わが子に、「自分が短気になってることに、気づく責任があるんだよ」と伝えよう。