スポーツのおはなし リレー 空に向かって走れ! (シリーズスポーツのおはなし リレー)
- 講談社 (2019年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065175699
作品紹介・あらすじ
愛理──
みなみ、雄大、晴樹、あたしにまかせて。
「よーい」
先生の声が響いた。
次の瞬間、「すべて」が弾けた。
大地をけって、あたしは飛び出した。
雄大──
ハルが、ぐんぐん近づいてくる。
いや、ぼくが近づいていくんだ。
そんなこと、どっちでもいい。
ハル、落とすなよ、このバトン。
晴樹──
彼女の姿はまだ、目に入ってこない。
ボクが見ているのは、空や。
空と大地だけや。
地面をけって、空へ向かって走りながら、ボクは思い出している。
空から降ってくるような、みなみのことばを。
みなみ──
最後の3メートルのところで、わたしはトップの男子の真横に並んだ。
あとはダッシュで駆けこむだけだ。
腕を動かす。激しく、シャープに、空気を切るように。
ふっと、糸が切れたかのように、隣を走っていた男の子が視界から消えた。
(本文より)
運動会400Mリレーの予備選チームが決まった!俊足のみなみ、本の虫雄大、ピアノ少女愛理に、走るのが怖い晴樹、4人の運命は?!
子どもたちに人気のスポーツをテーマにした童話シリーズ「スポーツのおはなし」。
オリンピックに採用されているスポーツについて、各一冊づつ、豪華執筆陣が描き下ろします。
小学低学年から中学年向けの創作童話です。
2019年11月から3ヶ月連続で刊行致します。
●シリーズ「スポーツのおはなし」の特色
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。
・「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた童話作品として楽しむことができます。また、シリーズを通して読むことで、さまざまなスポーツの特徴や面白さ楽しさを学べます。
・ほぼすべての見開きに、実力ある画家によるイラストが入っていて、低学年から、ひとりで読めます。
・巻末に収録したコラムページで、各スポーツへの理解がさらに深まります。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読にもぴったりのボリュームです。
ラインアップ予定
感想・レビュー・書評
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リレーのことが多少、知れてよかったです。
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スポーツのおはなしシリーズ、「リレー」
くじ引きで決まったリレーのメンバー。
それぞれの4人の思いを、真っ赤なバトンで繋げ‼︎ -
運動会の4×100メートル学年別クラス対抗リレー
4年3組の炎チームになったのは
走るのが大好きなみなみ
本が好きな雄大
ピアノが大好きな愛理
走るのがこわい晴樹
クラスでいちばん足が速い女の子から
クラスでいちばん足が遅い男の子までの4人組
走ることもリレーもバトンも「こわい」という晴樹を巻き込んで
「よーい」
先生の声が響いた。
次の瞬間、「すべて」がはじけた。
大地をけって、あたしは飛び出した。
“スポーツの楽しさやよろこびを おはなしを読んで感じてみよう!”
一流の童話作家とイラストレーターがコラボした講談社のシリーズ「スポーツのおはなし」全10冊のうちの1冊、2019年11月刊
同時発売に「空手」(くすのきしげのり)、「卓球」(吉野万理子)
以下、「テニス」(福田隆浩)、「野球」(あさのあつこ)など、2月にかけて刊行の予定 -
図書館本。長女のリクエスト本。リレーで走るその描写や、心理の推移、など、その臨場感たっぷりに。作文にも活かしてくれたら。
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3年から。何度も再読。大好きな本です。走るのが大好きなみなみは、みんなにとって快活な勇敢なヒーロー。走るのが怖いはるきの救世主に。このあとは絶対に、高学年になったら続きの午前3時に電話してを読むべし!
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僕は今、徒競走をしていて、1回目の時は4位だったけど、今日は3位だったので、本番の時はせめて、2位はとりたいです
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スポーツの楽しさやよろこびを、お話を読んで感じてみよう! 4年3組で運動会のリレー走のチーム分けが決まった。走るのが好きだったり、苦手だったりする、みなみたち4人の運命は…。リレーのまめちしきも収録。