砂の城 風の姫 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065190272

作品紹介・あらすじ

天下四国――それは、天から授かりし四つの国。
 西の国、燕では、始祖王灰歌から代々女王が国を治めてきた。燕王はあらゆる祭事を司る神女でもあった。そのため、燕はもっとも天に近い国といわれる。
 徐国の元王太子で、今やすっかり風来坊の飛牙は、天令の那兪を連れ、代々女王が治める燕国へ。そこで偶然お忍び外出中の名跡姫・甜湘と知り合った飛牙は、いきなり「胤」候補にされてしまう。胤は未来の女王たる甜湘に、子を産ませるための制度上の夫のこと。しかも飛牙の前にいたという胤ふたりは、すでに怪死を遂げているらしく……。胸躍るシリーズ第2弾!……。

感想・レビュー・書評

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  • 代々女王が治める西の燕国。一人奮闘する世継ぎ姫と元王様の出会いは幸いを呼ぶ─?

  • 後宮と胤や、女王の慣習など、男はこうだけど女は違う、みたいな部分、少し現実を思い出させてモヤっとした気持ちに。
    ただ、強い女が好きなので、甜湘がまとめ上げていくラストは楽しく読めた。
    黒翼仙は救えるのかな。

  • 一巻より面白く読んだけど、黒翼仙の殿下への思いがなんていうか…まあ。男同士の友情というには少しばかり女々しいなあ、という感想。

  • 視点の読みづらさや、事件の結末の推測しやすさなどはあるが、ストーリーは面白いと思う。飛牙と甜湘との関係性も気持ちのいい終わり方だった。

  • 二つ目の国。出会ったのは跡取の姫。この国にも抱える問題は有り、飛牙はついつい関わってしまう。那愈とのコンビ感に慣れてきた感じ。

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著者プロフィール

秋田県生まれ。『裏閻魔』で第1回ゴールデン・エレファント賞を受賞し、デビュー。他の著作に『陰陽師と無慈悲なあやかし』『なぞとき紙芝居』「夜見師」シリーズなど。秋田県在住。

「2022年 『異邦の使者 南天の神々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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