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- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065190951
作品紹介・あらすじ
19世紀前半、人の心理を積極的に探求したのは作家や詩人、また医者や牧師たちであった。
同じ世紀末には実験心理学の成立により、それは心理学者・生理学者たちの領域となる。
だが、「心理学」へと焦点が絞られていく道筋は単線的はなかった。
本書では、「魂」の概念に代わる「心」の概念の登場、自然化への方向を探る「アンダーグラウンド心理学」の水脈など、複雑に入り組んだ流れを整理、これまで見えなかった心理学史の新しい像を描き出す。
感想・レビュー・書評
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「心理学は哲学からスピンアウトした」
この言説は学生時代,私も聞いた記憶がある。
しかしそうではなく,
19世紀まで人文学,自然科学,神学,生理学などが渾然一体であったこと,
その中から,哲学に先んじて心理学が独立して一分野を成したこと,
などが述べられており,その意味で「従来の常識を覆す」内容と言える。
学びはあったが,本書を楽しめる域には達していない自分を認識した…
訳者は哲学者の陣容。おつかれさまです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
https://calil.jp/book/4791758382
青土社 (2000/8/1)文庫化 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/768272
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