内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065198070

作品紹介・あらすじ

全米ベストセラー、日本でも各界絶賛のベストセラーが新書縮約版で登場!

「かれら」がいなければ、相対性理論も、不思議の国のアリスも、グーグルもなかった!


内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。

外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。

同時に、外向型の欠点や問題点を挙げ、外向型の人は企業のトップにふさわしいか、チームで作業するやり方は本当に効率的なのか、などの問題も議論する。

感想・レビュー・書評

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  • 僕は自身の内向性を偽っていると分かっているが、そのことを誰かに伝えようとすると「またまたぁ!話すの上手いじゃない!」などと切り捨てられてしまう。
    外向型が優位な社会にアジャストしているだけなのだが。
    内向性を認識した上で、内向型であるがゆえに成し得たといえるように生きていきたい。

    そして、他者の物静かな性格に対して偏見を持つのをやめる。
    娘が人前で話すのを恥ずかしがったときにがっかりしないように、外で遊ぶことよりも家の中でおままごとをすることを好むことを責めないようにすること。

    「多くの内向型がそれを自分自身にまで隠しているのには理由がある。私たちは、外向型の人間を理想とする価値観のなかで暮らしている。」

    —『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)』スーザン・ケイン著

  • 何事にも臆せず明るくて積極的な性格に憧れていたけど内向的な性格も色々な素晴らしい面があることを知れて自分を責めるような考えが少なくなったので良かった。

  • 具体的な解決先や行動が沢山書いてあるわけではない。しかし、脳科学的な例が沢山あり、どうして自分がたくさんの人がいる場所が苦手なのかわかった。自分を責める気持ちが減った。内向型の自分を好きになるきっかけとなる本。

  • 自分も「内向型」=「内気」と誤解していた。まぁそういう文脈で日常会話が行われているせいだが。
    ここでいう内向型は、刺激が強すぎないことを好む傾向であったり、自分の内面に注目する傾向だったり。

    どの国でも約半数は内向型が占めている。なのに、あえて自分を外向型に見せようと無駄な方面に力を使ってしまいがち。そんなことはきっぱりやめて、むしろ内向型の特性を自覚し、誰にも真似できないエネルギーの集中を見せてみよう。

  • 字がギュウギュウ詰めで読みにくい
    翻訳も言い回しが分かりづらい
    結論ファーストではなく
    実験結果などがダラダラと書かれていて
    何が言いたいのか分からない文章だった

    自己啓発的な内容を期待していたがそうではなかった
    内向型が成功する方法はどこにも書いてなかったのが残念

  • 共感できる点が多く、完全な内向型だと確信した。HSPについても少しだけ書かれている。無理せず生きやすくなるように、自分を分析した上で職場環境など選択できたら良い。

  • ‘内向型’な性格について、社会とのつながりや‘外向型’との対比を用いつつ、‘内向型人間’を肯定しつつ幸せになる方法を説いた本

    私はテストで17/20の点数だったのでほぼ確実に内向型の性格なのだろう。

    訳本になるので、内容がところどころ分かりづらい部分があるが、大筋は上記の通りであり、内向型人間の行動原理や外向型人間に比べ優れている点を述べている。

    私は現在イベント企画などクリエイティブな面でリーダーを務めているが、内向型リーダーはクリエイティビティを持ってチームをまとめられる点が特徴とあったので、今の活動を肯定された気がした(マネジメントの知識は他でつけたが)

    終章にある、「ハリウッドのスポットライトがふさわしい人もいれば、机に置いたスタンドがふさわしい人もいる」という言葉の通り、皆が皆外交的で活発な生活を送ることが理想なのではなく、中庸を取りつつ1人の時間も大切にしていこうと感じた。

    その点で言えば、MBTIでいうINFJの性格のその通りだとも言えると感じた。

  • まず自分の知ることが大事だと感じました。
    完全な外向型もいなければ完全な内向型もいないので、特性としてどういう時に不安感を感じやすいかを知ること、そしてそれを負い目に感じないこと。
    無理に自分を変えようとするよりも、自分が実力を発揮できる環境を作った方が無理なく高いパフォーマンスを出すことが出来る。
    苦手を克服するよりも得意を伸ばすこと。

    残念ながら今の会社の構造で外向型が評価され優位に立つ構造は変える事は難しく、本書でも注意深さでサポートする立場であったり芸術家などの個人プレータイプでの生き方を暗に勧められているようにも感じられた。

    読む労力と得られる精神的ベネフィットは釣り合ってないと思った。

  • 「他者とのコラボレーションこそが学びだ!」という環境に身を置く内向型人間です。

    無理をしてでも自分自身を変えなければ… そう悩んでいる時にこの本を読みました。

    今の時代がいかに外向型至上主義であるか、また内向型の人々がいかに過小評価されているのかを知ることができました。

    加えて、内向型人間が外向的に振る舞えるケースも説明されており、単に内向型を礼賛するだけではない点も主張として非常に丁寧だと感じました。

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著者プロフィール

プリンストン大学卒業、ハーバード大学ロースクール修了。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』紙、『アトランティック』誌などに寄稿するほか、企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師を務める。TED2012の”The power of introverts”と題された講演は2500万回以上インターネットで視聴され、ビル・ゲイツお気に入りの講演の一つとして紹介されている。本書は1作目の著書で、すでに40言語に翻訳され、アメリカでミリオンセラーとなった。

「2020年 『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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