- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065205280
作品紹介・あらすじ
ほれ薬があったら、使ってみたいと思わない?? 友だちの恋を応援するために、ふしぎなおじいさんに「相思相愛の薬」を頼んだら……? 自分をバカにする兄にいいところを見せるつもりが、迷子になって、ふしぎな場所に迷い込んだら……? 友だち・家族……どんな悩みも、漢方屋さんの桃さんがズバッと解決します! 十二のえとの神様たちも大活躍! ふしぎな木箱を背負った、ピンクのひげのおじいさんがやってきたら、きっとそれは「悩めるだれか」がいる証拠! 桃さんが作るすてきなすてきな漢方薬、ふしぎなふしぎな漢方薬の物語! 桃さんの頼れる相棒・アオジが桃さんのヒミツを語る特別編つき! みんなの街にも桃さんがやってくるかも?
感想・レビュー・書評
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あやしげ、または愉快なおじいさん仙人・桃ちゃんの作り出す薬によって、お話が動く!
自業自得なことも起こるけど、基本ポップなふしぎ話。
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図書館の「他館本、しばらく置きますコーナー」にて発見した1冊。
ハデハデな背表紙に目がとまり、ひょいっと作者を見ると廣嶋さんだったので借りてみました。
「こんなシリーズ、あったかしら??」と思ったら、2020年に第2作刊行の新しいシリーズのようです。(最初の感想で本書を第1作としましたが、第2作のあやまりでした。お詫びして訂正いたします、、、)
2021年11月の時点で、すでに4巻も出版されている!おそるべし、廣嶋さんの速筆ぷり、、、
まるでキングボンビーを思い起こさせ「○○なのねん♪」という話し方の、愉快というかぷりてぃというか怪しげな仙人・桃ちゃんがひょこっと現れ、怪しげな材料で薬を作って売る、または渡すのがお話の基本の流れのよう。
第1話は「友だちのため」という理由で相思相愛香を手に入れた女の子のお話でした。
最初は友だちのためにその香を使ったのですけど、ね。
第2話は怖くて吊り橋が渡れない男の子が、家族を待っている間に桃ちゃんか山をのぼる姿を見つけ、とある理由で追いかけていったらとんでもないことになった話です。
第3話はショートショートで、桃ちゃんの相棒・アオジ目線の苦労話でした。
展開は銭天堂に近いですが、桃ちゃんの話し方がゆるいせいか、ひどすぎる罰を受ける展開がないせいか、ポップな印象のお話たちです。
登場人物の紹介ページには、名前や顔もあるのに、この本には登場しないキャラもいて、ちょっと混乱しました。
(追記・その後、本書がシリーズ第2作とわかり、登場人物ページに知らないキャラがいるのにも納得。)
本に慣れている子なら小学中学年~、あまり本を読まない子でも小学高学年~読めるとおもいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示