- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065211243
感想・レビュー・書評
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山や森は人の手を加えなければ維持できないと思っていた私は、「チコちゃんに叱られる」で、明治神宮の森が人の手を加えずに自然の森に近づくよう計算して植樹が行われたと知って感動しましたが、それが松岡達英さんの手でこのような絵本になってうれしいです。
開発が進む東京の中にあって、原始の姿へ還っていった森。さまざまないのちが自然に引き継がれている森。
森の外でも自然が大切にされますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治神宮の森の話
最後の解説も良い
今、開発計画により森に危機が迫っている
この本を読んだら、どんなに森が大切かわかる
2021絵本50 -
2023.6.7 5-3
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明治神宮内苑の「原生林」の成り立ちを絵本でわかりやすく伝える。活字では伝わらない臨場感が伝わる。大変、おすすめである。
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絵本ですが、ぜひ年代関係なく多くの人におすすめしたいです。特に東京近郊にお住まいの方に読んでもらいたいです。まさかの造成された自然だったことに驚き。人工なのにあれほど豊かな自然が作られ、地域に馴染んでいること、それが今まさに破壊されようとしていること。(それに飽き足らず葛西臨海公園にまで…。)太陽光発電だかSDGsだかなんだか知らないが、今あるものを破壊した上での環境問題への取り組みなんて本末転倒でしかないです。取り返しのつかなくなる前に破壊活動が中止される事を願うばかりです。
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「全国から寄贈された樹を植えてつくられた人工の森。世界でも例のない、100年間続いてきた、広大な人工の森。それが明治神宮の森です。100年の間に、針葉樹から広葉樹へと、森は、そのすがたを変えていきました。東京のほかの場所では見られないような生きものも、この森では息づいています。人の手によって植えられましたが、そのあとは、木々が育ち、倒れ、自然に移り変わっていくのにまかせて、森は成長し、変化してきました。その成長と変化は、さらに何百年と続いていくでしょう。これは、そんな奇跡の森の物語を、精緻なタッチで描いた、奇跡のような絵本です。」