100さいの森

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 213
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065211243

感想・レビュー・書評

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  • 山や森は人の手を加えなければ維持できないと思っていた私は、「チコちゃんに叱られる」で、明治神宮の森が人の手を加えずに自然の森に近づくよう計算して植樹が行われたと知って感動しましたが、それが松岡達英さんの手でこのような絵本になってうれしいです。

    開発が進む東京の中にあって、原始の姿へ還っていった森。さまざまないのちが自然に引き継がれている森。
    森の外でも自然が大切にされますように。

  • 明治神宮の森の話
    最後の解説も良い

    今、開発計画により森に危機が迫っている
    この本を読んだら、どんなに森が大切かわかる

    2021絵本50

  • 2023.6.7 5-3

  • 明治神宮内苑の「原生林」の成り立ちを絵本でわかりやすく伝える。活字では伝わらない臨場感が伝わる。大変、おすすめである。

  • 絵本ですが、ぜひ年代関係なく多くの人におすすめしたいです。特に東京近郊にお住まいの方に読んでもらいたいです。まさかの造成された自然だったことに驚き。人工なのにあれほど豊かな自然が作られ、地域に馴染んでいること、それが今まさに破壊されようとしていること。(それに飽き足らず葛西臨海公園にまで…。)太陽光発電だかSDGsだかなんだか知らないが、今あるものを破壊した上での環境問題への取り組みなんて本末転倒でしかないです。取り返しのつかなくなる前に破壊活動が中止される事を願うばかりです。

  • 「全国から寄贈された樹を植えてつくられた人工の森。世界でも例のない、100年間続いてきた、広大な人工の森。それが明治神宮の森です。100年の間に、針葉樹から広葉樹へと、森は、そのすがたを変えていきました。東京のほかの場所では見られないような生きものも、この森では息づいています。人の手によって植えられましたが、そのあとは、木々が育ち、倒れ、自然に移り変わっていくのにまかせて、森は成長し、変化してきました。その成長と変化は、さらに何百年と続いていくでしょう。これは、そんな奇跡の森の物語を、精緻なタッチで描いた、奇跡のような絵本です。」

  • 明治神宮の森について描かれた絵本。

    明治天皇と昭憲皇太后をお祀りするために創建された明治神宮。
    林学博士の本多清六をはじめ 植物や造園のスペシャリストが知恵を出して目指したものは
    100年先の木々が人手を介さず、自然な成長により自らが世代交代を繰り返していく「永遠に続く森」
    そして その壮大な計画は100年たって 現在第4段階目に突入中らしい。

    原宿のにぎやかな都会から 明治神宮に入った瞬間
    山の中を散策に来たような スッと伸びる木々と小鳥の声に癒される。

    明治神宮を訪れる前に読んで、帰ったら再び本を開くことをお勧めする。
    せっかく行くなら 明治神宮御苑にも足を延ばして、「清正井」でパワーをもらってくることを忘れずにね。

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著者プロフィール

1944年新潟県長岡市生まれ。自然科学、生物のイラストレーター、絵本作家。日本各地、世界各地の自然を取材し、多くの科学絵本を描いている。『すばらしい世界の自然』(厚生省児童福祉文化賞)『熱帯探検図鑑』(絵本にっぽん賞)『ジャングル』(厚生省児童福祉文化賞/日本科学読物賞)『里山百年図鑑』(小学館児童出版文化賞)『震度7』(産経児童出版文化賞)のほか『だんごむし そらをとぶ』『よるになると』など多数。

「2022年 『少年時代 飛行機雲はるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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