図書室で暮らしたい (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065213148

感想・レビュー・書評

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  • 辻村深月さんのエッセイ。

    子供の頃から無類の読書好き
    だったらしい。
    幼いお子さんもいるなかで
    物語が書けるのが
    本当に凄い。

    自身の本の分析もされていて
    興味深かった。
    私は【朝が来る】が好きなので、
    その小説に関するエピソードも
    読みたかったなあ。

  • けっこう軽めのエッセイだったかなと思った。賞とか子育てとかに引っ張られながら生きている、いい意味でこっち側に近い人なのかな。広島には行ってみたい

  • 辻村さんの作品を何冊か読んでから、こちらのエッセイを読みました。

    辻村さんは日常の中でもいろいろな言葉を敏感に受け止められてて羨ましいなぁと思いました。私は子どもとアンパンマンを見ていても、バイキンマンの言葉に感動するなんてなかなかありません(´・ω・`;)
    言葉に敏感になりたい。

    作家になって10年、私はおそらく、とても強くなった。という言葉がありましたが、自分でそう思えるのはとてもかっこいいなと思いました。
    このエッセイを読んでいても、辻村さんの強さや強い決意みたいなものが所々に感じられました。

    それは現実逃避なんて言葉が似合わないほど、まぎれもなく私の現実の一部だった。
    私も学生時代いろいろあったときに現実逃避と思って、ゲームしたり音楽の世界に浸ったりしていたときがあります。
    この言葉でそのときの私も今も私も救われたような思いがしています。
    辻村さんのこの言葉に出会えたことに感謝しています。
    これからも自分の心を豊かに強く保っていきたい。

  • 読みながら何度も、辻村深月さん素敵すぎるー!!と大声で言いたくなった。
    でも図書館なので
    黙って読みました。

    一気に読むのがもったいないような、
    一編ずつ大切に読みたい本です

  • 普段エッセイは読まないんですが、作者名だけ見て買ったらエッセイでした。

    日常の小さなことを見逃さずに、心にとめておいて、思いを寄せることができるのは、さすが小説家だなーと思いました。

    好きなものがたくさんあるのが素敵でした。それと同時に、とても羨ましく思いました。過程における努力を想像でしか補えない人間が、何言ってんだかって感じですが。大変なところが見えないと、自分にも手が届くのではないかと、勘違いしてしまう愚か者なのです。

  • 旅先に偶然あった自分の好きが詰まっていた本棚エピソードが好きです。
    輪るピングドラムも著者の影響で観ました。

  • タイトルが、まず良い。
    そして表紙が、単行本もかわいいけど、文庫素敵だと思ったら、ミナペルホネンの皆川さんだった!
    自分のために飾りたい。

    そして、保育園の話への共感、何より辻村さんの、自分を形作ってきたアニメや物語への「好き!」が気持ちがいいくらいに強く伝わってくる。


  • 同じ年代で子育て中ということもあって共感する部分がたくさんあった。子育ての漫画とかエッセイとかあんまり好きではないんだけど、読んでいて自然と涙がでてきた。保育園のお迎えを忘れる夢は、私も何回も見てるのでそうなの!そうなの!と勝手に通じ合えた気がした。一つ保育士に言われたひと言は私は捻くれているので、働く親の気持ちをわかってない、思いやりにかけると怒りが残ったけど、辻村さんは言ってくれてありがとうという気持ちと言っていて、素直な人で優しい人なんだなと思った。

  • エッセイ集。ちょうど辻村さんと同い年くらいの子どもがいるので、感情移入しやすく読みやすかった。
    空き時間にちょこっと読める感じ。

    「なみせん」は、鳥肌がたった。素敵な表現。

  • 辻村深月の第2弾エッセイ。
    前半に収録されている日経新聞に週刊連載されたものは、リアルタイムで読んでたが、読み直してみるとやっぱり面白い。

    きっと色んな経験や思いを経て生きてきてるんだろうし、だからこそあんだけ素晴らしい小説の数々をかけるんだろうけど、その色んなことをすごく前向きに受け止めるようとし、それができる人やねんな。

    何もかもすべてポジティブである必要はないけど、基本的に陽で前向きな姿勢を持っている人がやっぱり好き、人を叩くことより人を育てることを描ける人が好きやな。

    保育園の夢とその後日譚のつながり、本の前後半に絶妙に配置されているこの2つのエッセイが一番印象に残ったかな

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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