恋と嘘(11) (講談社コミックス)

著者 : ムサヲ

• 講談社 (2020年12月9日発売)

作品紹介・あらすじ

「嘘」は許されない。「恋」はもっと許されない。すこし未来。日本では16歳になると、政府から結婚相手が指名される世の中になっていた。根島由佳吏15歳は、日本の片隅に住む、うだつの上がらない少年。成績もスポーツも中の下。だがしかし、その胸に燃えるような恋心を秘めていた！　恋が許されない世界で、誰かを好きになってしまった少年の運命は‥‥！？


想うことは、止められない。塞いだとしてもどこからか溢れてくる。恋と呼ばれるこの感情に人は輝き、惑い、痛みを知る。そんな想いと同時に明かすことのできない秘密を抱える少女、高崎美咲。どうしても欲しいもののためにある取引をしたという彼女の、その言葉の真意とは…。それぞれの思惑が交錯する中で物語は、ひとりの少女の初恋に遡る。

感想・レビュー・書評

[kakaneさんの感想 · 2020年12月13日]

謎が明らかになり、クライマックスが近づく。
切ないな〜。彼ら達はどんな未来を選ぶのだろう。

[ちぴゆきさんの感想 · 2022年5月27日]

柊の恋
莉々奈の気持ちを知るネジ
美咲のすべての謎が明らかに
政府通知を断った両親から生まれた美咲
最初は仲良しだったが、母の不倫で離婚
政府通知に懐疑的になる
その後ネジが大人になるまで生きられない遺伝子を持っていると知ってしまう
美咲の特別政府通知を受ける代わりに秘密裏にネジの治療をしてもらう
その代わり、治療のこともなにもかも本人には言ってはいけないと釘を差される

[よーぐるさんの感想 · 2021年1月8日]

ついに核心の設定が明かされる巻。そういう事かーと納得はできる展開だった。キャラの感情表現が丁寧で、絵も可愛いので切なさが余計に倍増される。ぜひハッピーエンドで終わってほしいが…

[ヒロポンさんの感想 · 2020年12月14日]

ようやくすべての謎が明らかになって、物語の全貌がつながる巻となって非常に面白かった。あの寡黙ガールも恋を知って、いろんなことを引っ張り始めたのも非常に面白い展開だった。

[まろんぱぱさんの感想 · 2020年12月12日]

恋と嘘(11) (講談社コミックス)

今更に、一巻の表紙の美咲の口にバッテンの意味が切ない。

無償の愛は尊いのか？
その「好き」という想いが、好きな人の命を救う代償になると、それは呪いであり、叶うことのない自分の気持ちを、その運命を封じ決めてしまう。
その選択は自分を幸せにするモノではなく、別な誰かの幸せ。

だけに「このまま嘘でもいいから夢泳がせて正しい正しい今を探して」アニメのOPの歌詞が中々響くのです。
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