アンデッドガール・マーダーファルス 3 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
4.11
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本棚登録 : 564
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065223680

作品紹介・あらすじ

闇鍋本格ミステリ【冒険・バトル・伝奇全部入り】超待望の新刊登場!

村人が次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られた――犯人は人か、それとも狼か。怪物事件専門の不死探偵が人狼探しに挑む。

闇夜に少女が連れ去られ、次々と喰い殺された。ダイヤの導きに従いドイツへ向かった鴉夜たちが遭遇したのは、人には成しえ
ぬ怪事件。その村の崖下には人狼の里が隠れているという伝説があった。"夜宴"と"ロイズ"も介入し混乱深まる中、捜査を進める
探偵たち。やがて到達した人狼村で怪物たちがぶつかり合い、輪堂鴉夜の謎解きが始まる--謎と冒険が入り乱れる笑劇【ファルス】、第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • 人狼です

    一本丸々人狼です
    多種多様なキャラ図鑑となっております『アンデッドガール・マーダーファルス』の第三巻です
    三寒四温です
    言いたかっただけです
    季節が合っていません
    言いたかっただけですから

    ところでこのお話し、ミステリー部分てみんなそんなに気にしてるんですかね?
    おお、そんなところが伏線になっていたのか!ってな感じで
    まぁ、気にしてるんでしょうな
    見どころのひとつなんでしょうな

    ごめんなさい
    わい、全く気にしてないや
    青崎有吾さんの本格ミステリ作家としての矜持も台無し
    ほんとごめんなさい

    あと思うんだけど、すぐ死んじゃう人は名前付けないでほしいなぁ
    背景みたいなんをしっかり語るのやめてほしい
    いちいちちょっと悲しいんよ
    ちょっとショックなんよ

    散々死ぬんです
    (ここで、三寒四温に掛けてきた!)

    • 土瓶さん
      めまわりひろんさん。
      不正? 言いがかりは止めてください。
      ( ̄▽ ̄)ニヤリ

      残念賞として六百七円分のヒマワリの種を送ったフリだけ...
      めまわりひろんさん。
      不正? 言いがかりは止めてください。
      ( ̄▽ ̄)ニヤリ

      残念賞として六百七円分のヒマワリの種を送ったフリだけします。
      2023/12/28
    • 土瓶さん
      おびの~りさん。
      調べたら残念ながら四字熟語ではなく俳句のようでした。
      時節柄もあり、栗より美味い十三里が食べたくなりました。
      なので...
      おびの~りさん。
      調べたら残念ながら四字熟語ではなく俳句のようでした。
      時節柄もあり、栗より美味い十三里が食べたくなりました。
      なので、残念賞として焼き芋の尻尾の部分を適当に送ります。肥料にでもどうぞ^^
      2023/12/28
    • 1Q84O1さん
      土瓶師匠、一昨年のカレンダーもください!
      土瓶師匠、一昨年のカレンダーもください!
      2023/12/28
  • 超絶★5 人狼、怪物が大暴れ!狂乱エンタメミステリーの快作 #アンデッドガールマーダーファルス3

    めちゃくちゃ面白い!
    はちゃめちゃなエンターテイメント小説にも関わらず、待ち受けるのは超衝撃的な真相。そして一連の笑劇を読み終えた後に心に残る切なさ…

    同シリーズ1,2と楽しく読んできましたが、本作はもう完全体ですね。

    キャラクターが相変わらず強烈!
    敵も味方もいくら怪物とはいえ、主義主張や価値観が濃すぎる。
    セリフ回しも面白おかしく綴ってくれるし、しかも気品があって日本語がものすごく綺麗。

    アクションシーンも鬼カッコいいのよ。いつもの通り破天荒な暴れっぷりですが、高貴さを感じるんすよね。
    しかも本作は推しの静句の登場シーンが多くて、応援しながら読めました。

    ミステリー小説としても最高なんです。
    これ真相見抜けた人いるのかしら、私は圧倒的な衝撃を受けましたよ。
    かなり序盤から情報は出してもらってるし、途中途中でも鴉夜がヒントをだしてくれます。でも、全然わからない。

    犯人はなんとなく目星はつきましたが、さっぱりわからないのは動機。
    そもそも何故こんなことになったの?

    しかし終盤ですべてが明らかになると、すべての伏線は回収され、読者は納得感の波に襲われます。そういうことかぁぁ~

    ネタバレになるのでふわっと書きますが、こんな常識破りな舞台設定でも、こんな背景、問題意識、枠組みのミステリーを作るんですよ。
    新しすぎる! これがミステリー、これがエンターテイメントですよ。こんな作品他にありえないの、 この興奮、誰かわかって。

    本シリーズ、ラノベ調だし、装丁も可愛いイラストですが舐めてはいけません。超高品質なエンタメ本格ミステリーなので、ミステリー好きで未読の方はぜったい読んでほしい作品です。

    【秋からの推しポイント】
    一見、ドエンタメな小説ですが、背景にはちゃんとメッセージが忍ばせてあります。

    津軽がロイズに投げた素朴な質問 「なぜ人間は怪物を嫌うのか」。
    全てが終わった後、鴉夜が語る村の未来。

    人間はひとりでは生きてはいけない。

    まわりのみんなを尊重して、良いところを引き出して、助け合って、みんなが幸せになるように生きていくべき。至極当たり前のことなんですが、この現実世界の笑劇でも、できない人がいっぱいで切なくなりました。

    • マメムさん
      初コメです。
      静句とカーミラの対戦は白熱でしたね。映像が浮かぶような緊迫感に興奮しました。
      初コメです。
      静句とカーミラの対戦は白熱でしたね。映像が浮かぶような緊迫感に興奮しました。
      2023/06/27
    • autumn522akiさん
      マメムさん、ありがとうございます。
      迫力満点のアクションですよね~
      まもなく次回作、4もでるので楽しみですね。
      マメムさん、ありがとうございます。
      迫力満点のアクションですよね~
      まもなく次回作、4もでるので楽しみですね。
      2023/06/27
    • マメムさん
      autumn522akiさん、お返事ありがとうございます。
      第4巻、もう取り置き予約してます(笑)
      そろそろロイズの反撃が期待できそうですね...
      autumn522akiさん、お返事ありがとうございます。
      第4巻、もう取り置き予約してます(笑)
      そろそろロイズの反撃が期待できそうですね♪
      2023/07/02
  • さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!
    今宵は満月、人も狼も踊るがよろしい♪

    本作『アンデッドガール・マーダーファルス3』の感想になります。

    いやぁ〜、3作目ともなると飽きが来やしないかと思っていたのですがね、人狼村と人間村の壮絶な戦いを前に武者震いが止まりませんよ。

    「私に震える体はないがな」

    「あれ、師匠?唇なら震わせられるでしょ?」

    「お前の歯をガタガタ言わせようか?やれ、静句。」

    「はい、鴉夜様。」

    「ひぃ〜!!」

    とまぁ、本題から逸れましたが今作では人狼がテーマになった長編で、鳥籠使い、夜宴、そしてロイズの三つ巴は相変わらずの格好良さ。後半の大暴動からの真相解明では「おぉ、このトリックが使われたのね」と、改めてミステリ作品を読んでいたのだと思い知らされます。

    来月からアニメ化する上に第4巻も発刊するようで、今年の夏はアンファル祭りになりそうです♪

  • 1がミステリ7でアクション3なら、2はミステリ3のアクション7。
    3で5分5分にしてきたというところか。

    人狼の隠れ里を目指して、というかそこに現れるであろうM教授率いる夜宴(バンケット)に出会うべく、ドイツはバイエルンの山奥へと向かう津軽、鴉夜、静句。
    もはや当然のように保険機構ロイズのエージェントも同じ土地を目指す(今回は第3、第4エージェントの2人)。

    山村を目指し山道を行く一行は、人狼に攫われた少女を探す村医者のハイネマンに偶然出くわす。
    聞くと、村では1年半前から4ヵ月おきに雨の日に村の娘が人狼に噛み殺される事件が続いているという。

    調査の過程で早々と人狼と対決することになった一行だが、戦闘の中で鴉夜の鳥籠を庇い静句が滝壺へ。
    流れ着いた先はまぁお約束的に人狼の里だったわけだが、そこでも驚きの事件が起きていた。。。

    相変わらずアクションシーンは漫画で読みたいと思うのだが、今回はパラレルワールドともいえる2つの村で起きている事件の謎解きが面白い。
    意味深な挿話がヒントなんだろうなぁとは思っていたが、うまく嵌め込んだな平成のエラリーという感じ。
    真相の一捻りもこのシリーズの背景と相まって納得。

    さて、これでジャック強化のための標本を手に入れた夜宴だが、あれ以上ジャックが強くなったら流石の津軽も手も足も出ないのではと余計な心配をしつつも、今回お休みだったルパンとファントム、<執着個体>に最も近い人狼もまだまだ出番が出てきそうな予感で混戦模様は増すばかり。

    全然終わりませんな、これは。
    とりあえず『4』をカーリルに「読みたい」登録して、図書館入荷ち。

    • マメムさん
      初コメです。

      読破しましたね♪
      アニメ放送も開始しましたが、なんとなく3まで盛り込まれているのかなと思いました。(予告観る限り2まではあり...
      初コメです。

      読破しましたね♪
      アニメ放送も開始しましたが、なんとなく3まで盛り込まれているのかなと思いました。(予告観る限り2まではありそうです)
      アニメの評判は微妙な流れですが映像での再現は、それはそれで楽しめそうです。
      2023/07/16
    • fukayanegiさん
      マメムさん

      コメントありがとうございます!
      アニメの評判微妙なのですね。
      人気に乗じて出版ペースが上がってくれることを期待していたのですが...
      マメムさん

      コメントありがとうございます!
      アニメの評判微妙なのですね。
      人気に乗じて出版ペースが上がってくれることを期待していたのですが。

      PV観てみましたけど、もうだいぶ2の内容晒してますね。
      3まではいかないとあっという間に終わっちゃいそう。
      2023/07/16
    • マメムさん
      fukayanegiさん、お返事ありがとうございます。

      アニメが何話構成なのか次第ですが、2の部分は盛り上がりを期待したいですね♪
      fukayanegiさん、お返事ありがとうございます。

      アニメが何話構成なのか次第ですが、2の部分は盛り上がりを期待したいですね♪
      2023/07/16

  • シリーズ第三弾の一冊。

    久々に会えた鳥籠使い御一行様。

    それだけでもうれしさいっぱいなのに舞台は南ドイツの森、美しい森と滝、人狼の里伝説という世界観にさらに心は躍る。

    そしてお決まりの怪事件。

    鴉夜の謎解きもキレッキレ。
    テンポよく、なぜ?のピースが定位置にカチっとハマるパズルみたいで爽快感を味わえた。

    せつなさ漂う真相がまた印象的。
    放たれたい、羽ばたきたい気持ち、そこに鴉夜の心情も重ね合わせるとさらにしんみり。

    でもどんな時も明るい御一行様。

    鴉夜と津軽のかけあいは和む。

    続編もお約束された展開にさらに心躍った。

  •  このシリーズの第1巻を、著者サイン入り本プレゼント企画でいただいてから読み始めた。4年ぶりの第3巻。
     首から下を奪われた不老不死の少女・輪堂鴉夜と、鬼の血を混ぜられて半分鬼になった男・真打津軽。そして鴉夜に仕えるメイドの馳井静句。
     奪われた体を取り戻すべく、三人は「怪物事件専門の探偵」として、19世紀のヨーロッパに渡る。通称「鳥籠使い」。体を奪ったのは、あのモリアーティ教授とその一味。彼らの目的は、各地の怪物の体を集め、切り裂きジャックと融合させて新たな怪物を作り出すこと。今回は「人狼」を探してドイツへ。人狼が住むという村は何処に?

     今巻ではホームズとワトソンは少しだけの登場だが、ロイズの怪物根絶を目指すエージェントたちは大暴れするが…。

     いろんな有名人(?)を登場させすぎのきらいはあるが、気楽に読めて面白い。若い人向けのエンターテインメント路線のレーベルから出版されているが、見取り図とか入れてあり、これは「本格ミステリー」なんだと主張しているかのように思えた。

  • さて3冊目。私は後から追いかけているので「2」と「3」の間は1ヶ月なんだけど、発行日を見ると4年半開いてるんだ。

    前作の感想に「誰が先に人狼の居場所を探し出し、己の目的を達成するか、次作も楽しみ」と書いたが、あまりそんなことは関係なく、《鳥籠使い》一行も、モリアーティ率いる《夜宴》も、《ロイズ》の諮問警備部も、それぞれ時を前後してドイツの山奥の村へ辿り着く。
    《鳥籠使い》が遭遇したのは、少女が次々と喰い殺され闇夜に連れ去られるという怪事件。そこに《夜宴》も《ロイズ》も加わって、舞台は村の崖下にある人狼の隠れ里へ…。
    前作までとは本の厚さが違って、今回はがっつりとした推理もの。何げない会話や描写のそこかしこに謎解きの手掛かりが撒かれていて、最初から全てを見通していたような鴉夜の推理、この作者らしさを堪能する。鴉夜でも見通せてなかった思惑があったりで最後までしっかり読まされた。
    本の惹句に“冒険・バトル・伝奇全部入り”とあったが、前作から続く静句vsカーミラの因縁の対決をはじめとして、《夜宴》も《ロイズ》も人狼も強力で、三つ巴四つ巴のバトルも読み応え十分。

    フー・マンチューやら《ロイズ》の第一エージェントやら予告編も思わせ振りに、ルパンにノラも健在で、続きが楽しみ。
    鴉夜の“首から下”を取り戻すまでにはまだまだ相当な波乱がありそうね。

  • シリーズ3作目。
    教授チームのモンスター、敵するモンスター狩りのハンター、人狼、入り乱れてのファルス開幕。
    今回は今まで影のようにひっそりと内面を語られることなく控えていた静句の内面や、津軽の思考が語られる。
    ふたりとも目立つ割には内面が描かれることがなかったので新鮮で興味深かった。
    特に津軽は常に道化のような立ち位置だから。
    まだまだ決着はつきそうにない、この物語。
    5作目が待ち遠しい。

  • 舞台はドイツな三作目。
    人狼を捕獲しようと企てる夜宴を追い人狼の村を目指す津軽たち。
    現地では殺人事件が起こっており解決を目指すリンドウアヤたちだが。
    前作と同様、ロイズも参戦してくるので場がワチャワチャします。
    皆それぞれ目的が合う部分、合わない部分があってのやり取りが先を見通しにくくする。
    ミステリとしては読み進めていけばある程度はすぐにわかるが犯人の動機は本当のところどうだろうと。
    個人的にはカーミラのアレなやり取りは必要なし。
    その他は前作同様面白かった。

  • まさに闇鍋ミステリ作品で
    オールスターかよ!?っくらいのキャラクターたちの
    味の共演に今作も大満足!!

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著者プロフィール

★小説家/推理作家。“平成のエラリー・クイーン”の異名をとる、本格ミステリ界の若きエース! 代表作に『体育館の殺人』『図書館の殺人』『ノッキンオン・ロックドドア』など。

「2018年 『ネメシス ♯40』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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