ありがとう (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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本棚登録 : 268
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065223819

作品紹介・あらすじ

『せんそうしない』の二人のコラボふたたび! 谷川俊太郎の名詩を、えがしらみちこが"卒業の日に「私」が思うこと"というイメージを膨らませ、一冊の絵本になりました。新しい道を歩き出す人に贈りたい、珠玉の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • えがしらみちこ「はじめました えほんやさん」 | 講談社絵本通信
    http://ehon.kodansha.co.jp/blog/ehonyasan/?ua=iphone

    テンキアメ-絵本作家えがしらみちこ公式サイト-
    http://tenkiame.com/ws/

    『ありがとう』(谷川 俊太郎,えがしら みちこ)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000349175

  • 先日読んで絵が好きだなと思ったえがしらみちこさんの絵本を読んでみる。こちらは谷川俊太郎さんとのタッグ。

    想像だけど、谷川俊太郎さんの「ありがとう」という詩が先にあって、それにえがしらみちこさんが卒業の日というストーリーを合わせるという演出をしたのかな?
    この演出は結構成功していると思う。同時に、詩自体は卒業の日のメッセージに留まらない普遍性を持っているなと思った。

    自然が自分を受け止めてくれるという信頼感。自分を産んでくれた母親がいる、しかし私は私であるという不思議さ。

    遺伝子は受け継ぐし、親に育てられはするけれど、自分が持って生まれた個性は誰のコントロールを受けるでもなく、私は私であるということ。その神秘を「ありがとう」という言葉に乗せて味わう。

    短い言葉ですごい核心をつくなぁ。なんか感動。

  • 〝口に出すのは照れくさいから、一度っきりしか言わないけれど「お母さん ありがとう、 私を生んでくれて」...限りない世界に向かって私はつぶやく「私 ありがとう」〟卒業式の日、命を授けてくれた母親への感謝の思いと、新しい道を歩きはじめる少女自身への労わりと励みを謳った、詩人<谷川俊太郎>さんの“命の詩”。 こころ和む水彩画は<江頭路子>さん。

  • 短い詩でしたが、読む年齢で感じることが変わる深みがありました。絵も素敵でした。

  • 手に取る機会があってよみました。

    卒業式、あなたに、わたしに、ありがとう。

    詩の絵本。
    小学生の卒業式の絵です。
    こういうのが初めてわかる瞬間って、6年生の卒業式かなと思います。
    数十年前、卒業式で歌を歌ったとき、贈る言葉をみんなで声に出したときに、ああ、と思ったことを思い出しました。

  • 谷川俊太郎さんの詩と、えがしらみちこさんの絵。
    最強だ。
    卒業式、この日を迎えられた全てに感謝。
    そして、自分自身にも感謝。

  • 2分ぐらい

    卒業に

  • 谷川さんの詩ももちろん素敵ですが、えがしらみちこさんのやさしくあたたかい絵も素敵でした。さいごの”私 ありがとう”に心がじーん。 自分を大切にしたいと思いました。

    花 ありがとう 今日も咲いてくれて
    明日は散ってしまうかもしれない
    でも匂いも色ももう私の一部

  • 卒業の日、こんなふうに思えたら素敵でしょうね。

  • 生きとし生けるものへの感謝
    そして自分とのつながり
    自分自身を見つめる
    読後、深い感動を覚える絵本です。

    別れゆく6年生の子達へ贈る、
    それだけの値のある作品を創った2人に
    「ありがとう」を伝えたいです。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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