- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065229101
作品紹介・あらすじ
江戸末期、万次は坂本龍馬と共に京を訪れる。待ち構えていたのは「逸番隊」なる裏の部隊を操る新選組だった。池田屋の戦いを経て、攘夷派の勢いは失速。龍馬は倒幕の決意を万次に伝え、「幕末四大人斬り」の一人である河上彦斎と共に京に潜んだ。そのころ逸番隊は、岡田以蔵の偽者を用いて万次らをおびき寄せる計画を立案。のみならず、不死身の怪物へと転生させた芹沢鴨の出撃準備を整えていた。両陣営が天王山の地で激突する!
感想・レビュー・書評
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またしても無限の超獣が。
万次がいる以上、血仙蟲に絡んだ存在が出てくるのは必然なのですがー…エグいなぁ。
新選組側がヤバい分、竜馬らが軽快で好感度持ててしまうのは仕方がない。
その上で以蔵と町殿がついつい応援したくなるピュアさというかー。
…他に色恋沙汰、無いですしね(流石に歩蘭はない)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
万次と龍馬、そしてなぜだか河上彦斎が二人についてまわります。
腐れ縁というほどの、歳月を共に過ごしてはいないけど、関わり方でいうと腐れ縁だと思う。
佐久間象山暗殺に始まり、藤堂平助・斎藤一という新撰組とのいざこざと、万次たちをかき回す彦斎。とんでもない爆発物抱えてしまった二人です。佐久間象山暗殺で、人斬りから離れたという河上彦斎はいないのです。
芹沢鴨を蟲で改造した鴨壱號で、万次殺害を目論む新撰組逸番隊。岡田以蔵の偽物を利用し、万次と龍馬を誘き寄せます。その企みを知った本物の以蔵も、万次たちの救援へ。
鴨壱號と万次・龍馬・彦斎・以蔵の四人の戦いが始まるところで、続きます。
岡田以蔵が助けた町という娘。四巻で描かれる彼女の性格がなんともいい。感情のままに行動したいのだけど、それをはしたないと思う自意識があるから、少しよそよそしくなってしまう照れてしまう。思わせぶりで誤魔化しきれてことを失敗と恥じるけども、相手には全く伝わっていないという空回り。そう、全てが空回っているさまがニヤニヤ楽しいのです。凛もそういうとこあったよぁ、と懐かしくニヤニヤしてました。
土方と山南の剣戟。
袂をわかつ物語がある前提で読んでいるので、不穏さがすごい。ただ、その中でも通じ合えるものがあったりするんだよなぁ、と感じたりもする。思いの強さは二人とも変わらないはずなのに、思いの行き先が違う方向になってしまったから、離別になってしまったのかなぁ、と思ってしまいます。近藤局長への思いが、ここではそれになるのかなぁ。
土方は多摩からの付き合いの近藤勇という人間に対して。
山南は新撰組局長である近藤勇という存在に対して。 -
こちらとても面白い。