- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065237755
作品紹介・あらすじ
江戸っ子は吉原のことを「ありんす国」と呼んだ。そこで遊女見習いから料理人になった娘を描く、グルメ時代小説シリーズ、スタート!(後送)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
花魁という特殊な世界観が目に浮かぶようで、読んでいて楽しい。料理を決めるまでの苦労にそう焦点が当てられるわけではなく、さらっと読める感じ。見せ場はやはり、料理対決までの花魁道中だったと思う。もっとたくさん描写してくれても楽しかったな。
-
吉原で料理屋を営む花凜は、今日も花魁たちに美味しい食事を……。新シリーズ、スタート!
-
いくらなんでもふわふわしすぎ。花凜自体も何やってるのと思うくらい行き当たりばったり。花魁達もさすがにそれはないだろうというくらいの軽さで色々がっかりする。
-
うーん…。
どうしてこの子は吉原で料理屋をやることになったの?導入部分で説明が無く、話も淡々としていて途中でギブアップ。
この方の小説は「うちの旦那が甘ちゃんで」から始まり「金次郎の妻ですが」など読んだけれど、ワンパターンで読むのを辞めました。
今回は題名に釣られて読んでみたけど、まだうちの…や金四郎の…の方が面白かったなぁ。
もう他に新しく出ても読まないかも。 -
なんだか今ひとつな感じでした。
-
この作家の本は、どれも軽い読み心地。
かと言って、内容をみると、軽い中にも、時代考証にも留意してて、江戸当時の料理のレシピや、なかなか伝わらない吉原の中の普通の人の暮らしっぷりも表す。
導入部が、どうしてこんな設定になっているかの説明が入ってきにくいところは気になった。
次回作にも期待。 -
ここまで小説の質と量が薄くなっていたとは驚いた。
みをつくし料理帖と無意識に比べている部分があるのは認める。
本屋に平積みになっていて、裏表紙の紹介文が面白そうだったのでレジに持っていった。
量と質が薄くなっているのは読みやすい、とっつきやすいというならたしかにそうかもしれない。
今作は内容を深読みしたり何度も読もうとすると一度読んだだけでも物足りないし、時代考証に関する表現が薄く感じて背景も読み取りにくかった。
自分が人物の食べる表現や会話文を読むよりも下地が厚い、もしくは厚く見えている小説を読む方が好みということを実感した。
会話文だけなら台本やト書きで良いだろうし、私はそれは小説として読みたくない。
いつもこのくらいの文庫の小説は1時間弱で読み終わるが、この作品は15〜30分はかからず読み終わった。
もう少し内容の濃い小説を探したい。 -
88