- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065241868
作品紹介・あらすじ
火神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。
ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。
だが、神の子であるるなに恋は許されない。
るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。
『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作!
何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。
感想・レビュー・書評
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なをさん こと唐沢なをきのTwitterで気になった作品。
表紙の雰囲気からホラー系の漫画かと思ったが「宗教」の女の子が恋をして.......という物語らしい。
色々と調べて 作者のTwitterで第一話が無料配信されているのを読んだ。
ヤバい!
これはちゃんと単行本を買って読みたい!
しかし、給料日前で経済的に厳しい。
給料が出るまで待つか?
しかしメジャーな漫画雑誌で連載されていて話題になっているならまだしも、掲載誌が「小説現代」だと書店の方も平積みする程 大量に仕入れする筈もないし、SNSや口コミで話題になれば あっという間に売り切れる可能性もある。
やはり、今買うしかない!
結局、書店のポイントがあるのに気付きポイントで購入。
普通の女の子としての感性は未熟だが「信者ビジネス」に関しては大人顔負けの才能を持つ るな。
そんな るなをある意味「歪んだ」人間(別な意味では「真っ直ぐな人間」)に育てた おばば。
るなの「ビジネス」の才能に一目置くケンショー。
るなの「ビジネス」の信者でありながらも、るなに特別な感情を持つスバル。
どこか「異常」な人物達のどこか「異様」な物語。
「宗教の子」という事でいじめにあう るな。
いつもの様にいじめにあっているところを助けてくれたケンショーに恋をし告白するもフラれてしまう。
乙女心をもてあそんだと勝手に思い込み、ケンショーを「信者ビジネス」に引き込んで復讐を目論むというのが大まかなストーリー。
面白い面白くないで言えば面白い。
だが、それよりも怖さを感じる。
どこが怖いのか?
ストーリー。
登場人物。
どんな風に怖いのか?
生理的。
心理的。
感覚的。
全てが当てはまると言えるし、そうでないとも言える。
獏さん(夢枕獏)風に言えば何がどうとは言えないが得体の知れぬ怖さを感じるのだ。(付け加えるなら「ヘルタースケルター」同様 シンプルな描線が更に怖さを際立たせる)
買ってから何度も読み返してはいるがその得体の知れぬ怖さは変わらない。
冒頭で後にるながどうなるのかが描かれており、既に物語の着地点は判ってはいるがそこに至るまで どの様な展開が待っているのか気になって仕方ない。(一応連載もチェック中)
久し振りに「ざわざわ」する作品に出会った。
この「ざわつき」はしばらくは消えそうにない。 -
特別な力を持つ神の子としてふるまいつつ、そのことで金儲けすることを宗教ビジネスと言い切る女子高生るな。次第に洗脳されていく同級生が新たなビジネスを始めるなど、ずっと違和感がつきまとう、気持ち悪いのに読みたくなってしまう独特過ぎる世界観がすごい。思ってたのと全然違う方向ばっかりに進んでいって、このままどこに連れていかれるんだろうと不安感と期待感が入り混じる。
どーいう話なんです?、これ!?
darkavengersさんの感想を読んでも、全然イメージ出来ない(^^;
しかし...
どーいう話なんです?、これ!?
darkavengersさんの感想を読んでも、全然イメージ出来ない(^^;
しかし、今の漫画って、ものすごいトコついてくるんだなーって。
すごく感心しました。
「るなしい」は自分の文章力では怖いとしか書きようがないんです。(泣)
興味があれば是非読んでみてください。
「るなしい」は自分の文章力では怖いとしか書きようがないんです。(泣)
興味があれば是非読んでみてください。