定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 126
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065242193

作品紹介・あらすじ

取り上げられたTV番組は『アメトーーク!』『王様のブランチ』『シューイチ』『マンガ沼』など数知れず…。また、宝島社『このマンガがすごい!2021』オトコ編第17位にランクイン! 『TV BROS.』ブロスコミックアワード2020大推薦9作に選出! SNSで広く拡散され大きく盛り上がった「ステーション・バー」などでもお馴染み! 何かと話題の尽きない本作『定額制夫の「こづかい万歳」』。第3巻では、「人間vs.イオン」などの注目回をはじめ、「ダイソー(100円均一)愛好家」やコンビニ菓子の魅力にとりつかれた男など、少ないこづかいでも楽しく過ごす定額制のプロたちが登場。読むとマネしたくなる、新感覚「実録こづかい漫画」をどうぞご堪能ください。

感想・レビュー・書評

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  • 悲喜交々に満ちた『金欠ライフ』模様も、いよいよ3巻目にまで突入。

    2巻で登場したタニケンさんは’一切遣わない・遣う気も無い’という掟破りの究極体みたいな人だったし、それはその通りなんだけども、由緒正しい(?)『定額制夫』の姿からは逸脱したスタイルだったかと思う。

    引くところは引いて、グッと堪えたのちに押すべき時にしっかりと遣う、それが『こづかい』。
    貯金に回すのがダメではないのだろうが、貯める余裕があるなら支給額を減らすよ、となるのは自明。

    そういう路線でいえば第18話のモリタクさんはすごい。小手先のテクに頼らず、ただただひたすらに運動をして腹を減らして美味いランチを食う事に全振りしていて清々しい。
    というよりも、基本的におやつや晩酌など’食生活’が趣味や喜びに直結するタイプの人だとこづかいライフは充実しやすいのだろう。欲求と楽しみと両得で満たせる訳だし。それも無茶苦茶良いものを食べようとかではなくて、月にいっぺんハーゲンダッツミニカップを食べられたら超幸せ、くらいのささやかなプチ贅沢。

    丁寧な暮らしとかミニマリストとかとはまた全然違う、この庶民的な欲望に満ち溢れた暮らしこそが本作の魅力。

    ’食’メインじゃないパターンの人も数例登場したが、やっぱりそんなにお金のかからない趣味の人(そうせざるを得ないのだが)ばかりで、どうしても工夫・節約バリエーションに乏しくワンパターンになりがちなのは否めないか。

    サイゼリヤが素晴らしいことに異議無し!
    マグナムのコスパは異常。今はメニューにないけど「ピクルス一本漬け」が安くて座持ちして好きだったな…。

    巻末・吉本先生の奥様のエッセイはスゴ味が違う。
    ストロング酎ハイを更に水で割る発想は無かった。しかも、’ストロング酎ハイ水割りのチェイサーにストロング酎ハイを用意する’という、’おかゆのおかずに白飯’みたいなスタイルに爆笑。


    2刷
    2022.8.27

  • 安定の読みやすさと楽しさ
    静岡のスポットとグルメの紹介、名物の麦とろご飯行ってみたくなった
    サイゼリヤのレイクアウトの冷凍辛味チキン20個にはよくお世話になっているから共感
    サイゼリアってほんと庶民の味方だよね

  • 文句なく面白い。お得な情報が満載だ。

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著者プロフィール

73年、富山の港町に生まれる。高校卒業後、美大に行きたい思いを封じて、福祉系の大学へ進学。牧場バイトなどを経て、「一生の仕事にする」と、テレビ番組の制作会社に就職するが、1年で退職。制作会社で描いた絵コンテを褒められた経験を糧に漫画の持ち込みを続けて漫画家に。最新作『ルーザーズ~日本初の週刊漫画誌の誕生~』が『このマンガがすごい! 2019[オトコ編]』第7位にランクインした注目の漫画家。

「2022年 『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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