宿敵(下) (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 83
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065245644

作品紹介・あらすじ

なぜ部下の死を防げなかったのか――
暗い過去に苦しみながら、潜入捜査官の救出を試みるリーチャー。
密売組織を率いる黒幕との対決が迫る!
二度の映画化で、世界的な人気を誇るアクションサスペンス。
新作ドラマがアマゾンプライムで進行中のジャック・リーチャー・シリーズ、待望の最新邦訳!

感想・レビュー・書評

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  • リー・チャイルド『宿敵(下)』講談社文庫。

    ジャック・リーチャー・シリーズの前期作品にあたる第7作の最新邦訳。既にシリーズは25作刊行されているようだが、邦訳の方は虫食い状態で邦訳順も滅茶苦茶で、本作が10作目。

    次々とリーチャーを襲う苦難と危機。リーチャーはそれをどう乗り切り、自身の目的を果たすのかというのが読みどころ。2003年に刊行された作品であるが、古さは感じず、噂に違わず非常に面白い作品である。

    ジャック・リーチャーが10年来の宿敵クインの命を狙い、アメリカ司法省麻薬取締局はザカリー・ベックの犯罪の証拠を追い、行方不明となった潜入捜査官のテリーザ・ダニエルの救出に奔走する。10年前、リーチャーとクインの間に何があったのか……

    定価1,100円
    ★★★★★

  • なぜ部下の死を防げなかったのか―― 暗い過去に苦しみながら、潜入捜査官の救出を試みるリーチャー。 密売組織を率いる黒幕との対決が迫る!

    緻密な描写が光る。10年前と現在のエピソードのカットバックが良い。

  • 完璧なカナヅチの私には荒れた海の中なんて考えるだけで恐ろしくて、さすがのリーチャーも死んでしまうのかと思った。結局は正義は勝つ!なので安心だけど。
    ところで、この感想はVIVANTの一挙放送を観た後に書いるのだけど、VIVANTの作中に今作の冒頭と同じプロットがあってワクワクした。

  • クィンの異常性を会話など人物像でもっと際立たせて欲しかったが、互いによく殺すよ。

  • 事件の解決に向かっている途中、リーチャーがMP時代に取り逃した犯人の姿が見え始めます。今回リーチャーが潜入した事件の背景、事の黒幕は、その嘗ての犯人につながっていたんですね。

    最後、リーチャーがピンチに陥るのですが、その後、意外に最後までは短かったのは、仕方ないのか。まぁ、あそこから更に長く話が続くのは、リーチャーのダメージから言っても難しかったしね。

  • さすがの安定した面白さ。今回はリーチャーの恋愛話もあったりしてトキメキます。

  • リーチャのアクションの強さは健在。今作での回想シーンの描写がいいと思った。

  • これまで翻訳されてるシリーズ中で一番好みかも。
    (やってる事はいつも通りなんやけど)

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著者プロフィール

1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる。以後、ジャック・リーチャーを主人公としたシリーズは現在までに23作が刊行され、いずれもベストセラーを記録。本書は22作目にあたる。

「2019年 『ミッドナイト・ライン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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