大天使はミモザの香り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 56
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065258156

作品紹介・あらすじ

時価2億のヴァイオリンが消えた。
アラフォー地味美人の光子と天才(?)高校生・拓人に、
このトリックは解けるのか!?

ヨーロッパのラ・ルーシェ公国から来日していた、世界的に有名なヴァイオリンが消えた。

アマチュア・オーケストラのパトロンのマダム、
実直なヴァイオリン職人、
ヨーロッパ貴族、才媛の秘書、
イケメンコーディネーター
誰にも不可能で、誰もが怪しい。

……えっ、私も!?

江戸川乱歩賞作家が描くオーケストラ・ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 祝文庫化!

    大天使はミモザの香り: Takano's diary
    http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-297c17.html

    大天使はミモザの香り 高野 史緒(著/文) - 講談社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065258156

    『大天使はミモザの香り』(高野 史緒)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000325271

  • いい意味で「そこはかとなく昭和」の香りのするユーモラスな小説だった。

  • その昔、活字倶楽部に載ってたヴァズラフの記事は今も覚えてる 

  • 時価2億のヴァイオリンが消えた。江戸川乱歩賞作家が贈るオーケストラ・ミステリー!

  • Amazonの紹介より
    時価2億のヴァイオリンが消えた。
    アラフォー地味美人の光子と天才(?)高校生・拓人に、
    このトリックは解けるのか!?
    ヨーロッパのラ・ルーシェ公国から来日していた、世界的に有名なヴァイオリンが消えた。
    誰にも不可能で、誰もが怪しい。
    江戸川乱歩賞作家が描くオーケストラ・ミステリー!


    バイオリンをめぐるドタバタミステリーで、2時間サスペンスを見ているかのようで面白かったです。
    幾つか聞いたことのある人物や企業をもじった名前もあって、クスッと笑ってしまいました。

    ただ、それぞれの登場人物の魅力を引き出していない印象もありました。
    せっかく、優れた才能を持っている人達なのに能力を生かす場面が少なく、サクサク進行していくので、この設定要らないのではとも思ってしまいました。

    比較的軽めなストーリーで、内容はツッコミどころ満載でした。時価2億のバイオリンを「アマチュア」に任せたりと怪しさ抜群の人達ばかりで、エンタメ性としては面白かったですが、現実的ではないなとも思いました。

    欲を言えば、音楽要素をもう少し味わいたかったです。せっかく音楽をテーマにしたストーリーなので、それぞれの登場人物の才能を発揮して、事件に貢献してほしかったなと思いました。

  • 惹句から想像するのとは、少し印象が違う。殊にキャラクターを型どおりから崩そうと、色々試みているんだろうけど、ヒロインは自己卑下(にしか聞こえないもの)がくどすぎ、天才少年はあまりにもフツーのガキで、正直魅力に乏しい。著者の日頃の作風からはかけ離れた、軽いタッチのロマンティック・コメディで、こういうのは割り切って、お約束を全力でやりきった方が良かったんじゃないかと愚考する。まあ、いやなんでしょうねえ、そういうの。

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著者プロフィール

1966年茨城県生まれ。茨城大学卒業。
お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。著書に『アイオーン』、『赤い星』など。編書に『時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』(東京創元社)がある。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。ほかの著書に『翼竜館の宝石商人』などがある。

「2022年 『大天使はミモザの香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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