桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065267035

感想・レビュー・書評

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  • 短編2つ。最初のお話は、異能処理班というお仕事メンバーの紹介です。「蟲師」と「秘密」が合体しているなーと思って新鮮味はなかったですが、お話の流れは面白かったです。特に、死んでしまった人が陽気なところ。悲壮感がないのが好きです。

    この方の作品は、いろんな年代の人が活躍するのがいいですね。主人公は若者だったとしても、取り巻く人々に、かっこいい大人が出てくるのが好きです。今回気になるのはやっぱり三婆です。人間なのか?疑わしいのがなんとも興味を注がれます。事件現場処理と復帰のスペシャリストがおばあちゃんていうのがいいですね。

  • 2022/6/19
    新シリーズ始まってた。安心。
    お化けを日常に落とし込むの上手よな。
    警視正がシュールw
    頭蓋骨にマジックで「警視正」って書くの反則やろ。
    ええ、警視正大好きですよ。
    ぽけろうさんの主任のビジュアルで浮かんだので益々大好き。
    孤独な怜君に居場所が見つかったというハートフルなとこもさすが。
    周りを取り巻く面々も魅力的で続きが楽しみやね!

  • まだ登場人物に慣れていないので、落ち着いて物語に入り込めなかった。

  • とても面白かった。
    ホラーの分野ではあるけれど、暖かさを感じた。
    出てくるキャラクター達も個性があり、ワクワクさせてもらった。

    新シリーズとあって、まだまだ登場人物達の背景などは徐々に明らかになっていくのだと思います。

    ホラーが苦手な人も、この作品は楽しんで読めると思います。
    次回作が待ち遠しい!

  • 新シリーズは幽霊が見える青年が主人公。映画『さんかく窓の外側は夜』で志尊淳が演じた青年はその能力を呪っていましたが、この青年・怜はちゃっかりそれで金稼ぎ。そうしないと生活が立ち行かないという事情もあります。

    そんな彼がスカウトされて警視庁の地下室へ。秘密の捜査班のメンバーはみんな異能者。起こる事件は相変わらずえげつないから、想像力をあまりたくましくはしたくないけれど(笑)、思った以上にコミカルです。

    しかしやっぱり凄いわ内藤さん。どうして次から次へとこんなにおもろいシリーズを書けるんですか。次巻以降にも期待。

  • 霊視ができる青年・安田怜が訳あって
    ベンチで休んでいると
    サラリーマン風のおじさんに仕事の面接に来ないかと誘われる
    面接場所はなんと警視庁の中だった

    個性豊かで能力も様々なメンバー揃いで面白い
    扉の向こうも気になりこの先も楽しみです

    昔の刑場跡やいわくつきの場所って沢山ありますよね…そこが全部こんな状態ならいやだな〜

  • 霊感があり霊は視えるがそれだけの安田怜。コンビニのアルバイトと祓い屋でギリギリの生活をしていたが、厄介な相手から祓い屋の仕事を頼まれる。それが始まりだった。
    幽霊や妖怪といったものが起こした事件をさも人間が起こしたように見せるのが、ミカヅチ班の仕事。事件を起こした相手がなんであっても罰したり祓ったりしないというのが新鮮な設定。誰が、どうして、どうやってな事も人外だから平気で出来ちゃうので異能捜査班でなく処理班なのかと納得してしまった。
    取り扱う相手が相手だからなのかミカヅチ班のメンバーも個性的だ。主人公の怜は潜在能力の高いエンバス系能力者で人間にもそれ以外も優しく愛されキャラだ。主人公に共感出来ないと読み進めるのが辛くなるので助かる。他のメンバーも首ちょんぱな折原警視正、見た目はただのおっさんな陰陽師土門、毒舌ビジュ高な広目、虫じゃないじゃんな神鈴、反社的な見た目悪魔付赤バッチ極意と個性しかない面々だ。主人公を怜はもちろんだが毎回誰をメインの回にしても面白そうだ。

  • ミカヅチシリーズ第1弾
    まぁ私はススメられたまま呪街から読んだので2作目(ややこしい笑)
     
    怜がミカヅチの一員になるお話から。
    友人が2から読むように言った理由は恐らくだけど、
    キャラがイマイチ掴めなくて私これから読んでたら
    2作目にいこうって思わなかったと思うんだよね。
    呪街を先に読んでいたからこその面白さがあったと思う。
     
    今作も2つのお話。
    退治するとか祓うとかじゃない方法で解決するミカヅチ班
    今回も面白かった!
    本作でうーんってなった人も騙されたと思って自作を手に取って欲しい。

  • 警視庁異能処理班ミカヅチシリーズ、1作目。

    主人公の安田怜がミカヅチの一員になるまでが、少々キャラが掴みづらく、読みにくく感じたけれども、それ以降はスイスイと面白く読めた。とりあえず、警視正が一番反則(笑)今まで読んできた内藤作品のシリーズモノの中ではかなり漫画チックではあるものの、事件の背景設定はきちんと歴史に基づいていたり、上手く史実と絡めてあるのはさすが。ホラー描写もなかなかのエグさで、若干腰が引けるが、何とか持ち堪えられた。願わくはこれ以上のエグいホラー描写は止めていただけるとありがたし。

  • シリーズを読むことはないかな!

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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